そういえばSEEDってこんなノリだったね!ってなった話

半年ぶりの映画。

去年もなんだかんだ9月から色々あって映画館行けなかったなあ。

 

というわけで今年の映画初め。

 

 

 

www.gundam-seed.net

 

ルルーシュみたいな人がどんどんルルーシュみたいになっていくの怖かった。

 

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM。

ついに実現した劇場版SEEDですね。放送当時小学生でした。

武者◯伝やフルカラー劇場は読んでたし、プラモ買ってもらったり、

少しだけ過去作見たりしてたので厳密には人生初ガンダムではないんですけど、

それでも「初めてTVで見たガンダム」なのでわりと思い出の作品ですね。

 

大人になって見返したりはしてないので久々のSEEDなんですけど、

痴情のもつれ!条約破り!倫理観ゼロ兵器&作戦!バシバシの差別感情!でめっちゃガンダムSEEDだ!!!ってニヤニヤしちゃった。

 

 

登場人物とか機体とか地名とか色々全員集合するのも同窓会っぽいというか、ファンサっぽくて好きですね。

ちょろっとだけどシホ・ハーネンフース出てたの良かった。あとイザークのおかんとか。

 

ニコルとかトダカ一佐とかバジルールとかマルキオ導師とか、死んでるキャラも名前だけ出てきたりね、いいよね、

とか思ってたらNJC核ミサイルだのアルテミスだのレクイエムだのまで「久しぶり!」みたいな顔して出てきたしね。

しっかりレンチン死をやるんじゃない。

 

 

機体もちゃっかりデスティニーとかインパルスだけじゃなくて、アカツキもいるわデュエルもいるわバスターもいるわでしかも全部しっかり改装済みなのよかったすね。

備えあれば憂いなしすぎる、コズミック・イラ

なにげにミーティア、デュエルバスターだけじゃなくてインパルスも使ってましたね、便利だ。

ソードインパルスの配色良かったなー、強そうで。

 

シン、全体的に可愛かったしデスティニー乗ってからずっとイケイケだったね。

「分身はこうやるんだよ!」でボコボコにしてたのカッコよかったな。

でもミレニアムに侵入したときに声色変えてふざけたの良くないよ、

あれで愛想つかさないルナマリアさん、周りにバレてないだけで多分ベタ惚れでしょ。

 

 

アークエンジェルが墜ちるの結構ショックだったなあ。

AA組が歴戦の猛者オーラ纏って出てきただけにね、「やばいことになってる!」演出にめちゃくちゃ効いたなあ。

まぁクルーみんな無事だったのでしっかり終盤でミレニアムと言う名のサウザンドサニー号を手にして大暴れするんですけどね。

レクイエムを避けるな。

 

AAクルー、独立運用海賊部隊のプロみたいな言われようなの面白かったな。

まぁ実際そうなんですけど。

 

 

外伝とかあんまり詳しくないんでよく分かんなかったんですけど、アスランメイリンはどういう立場なんだろ?

まー100%オーブがバックなんだろうけど、ミッションインポッシブルのイーサンみたいなことなってた。

というかアスラン、助けに来るとことかキラに発破かけるとことかカッコよかったんだけど、なんか不埒アタックとか含めて面白武人系の強キャラみたいになってたな。

 

ズゴックからジャスティス出てくるのはネタバレで知ってたんだけど、想像よりずっとズゴックでいたのもちょっとおもろい。

というかズゴックズゴックなんすよね、ついに完全に名前被るけどそれでいいのか。

腕がアメイジングズゴックみたいな感じなのもあってわりと好きなんだよな、キット化されないかな。

角がまんまジャスティスの角なので、トドメで使ってた頭ビームサーベルとかズゴックのままできそう。

 

 

キラの中盤で弱音吐くとこめっちゃ好きでしたね。

SEEDデスティニーのキラはあんまり好きじゃなかったんですけど、今作のキラは好き。

「僕がやるしかないじゃんお前ら弱いんだもん」ってずっと思ってたの最高。

 

ラクスも序盤揺らいでたけどNTRキャンセラー搭載してたので強かったですね。

オルフェ初対面だけいい男だったな。

 

キラに新たな装備を届けるぜ!って乗り込むのはいいんだけど、あのエロパイロットスーツはなかなか事前に用意しないと出ないでしょ。

違うか・・・? 急に乗ることになったからこそエロパイスーしかなかったのか・・・?

 

マイティおデコビーム、准将が申請して総督が承認する最終兵器なのプロセスにおかしいところはないはずなのに准将と総督がラブラブなうえに一緒に最終兵器のちょっと下のあたりで申請と承認済ませてるせいで普通にダメな気がしてくるな。カッコいいけどさ。

 

 

終始「愛!!!」って言いながらシナリオとしてはデスティニープランの後処理、キャラ的にはキラとラクスを深掘りって感じでめっちゃ良かったスね。

ラクスが改めて定められた運命を否定して自分の意志で運命を決めるって宣言するの、それがキラへの愛の告白なので普通にいいやん・・・てなっちゃった。

 

それはそれとしてコズミック・イラはいつか滅亡すると思う。

ブルーコスモスがどうとか言ってないで今すぐレクイエムとミラージュコロイド関連技術をすべて闇に葬った方がいい。

で闇に葬ったら葬ったで葬ったはずのミラージュコロイドが闇から出てきてまたえらいことになる。

それがコズミック・イラ

 

 

マイティストフリ、刀持ってたけどロウが噛んでたりするんかなー。

しないかなー。安直すぎかなー。

 

とりあえずズゴックとムラサメ改のキットが出たら欲しいね。

敵の女スパイの衣装が可愛かった

いや、マジ、今年の夏あつすぎ。

 

 

 

missionimpossible.jp

 

スパイダーバースは遅れるってなってますけど、

こっちのPart2はどうなんすかね。

 

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッション・インポッシブル/デッドレコニング。

不可能を可能にしすぎて最近は最初から縛りプレイを強要される男、イーサン・ハントが不可能を可能にするスパイ映画シリーズ7作目。

今回は自我を獲得した高性能スパイAIの反乱を止めるため、ベーリング海に沈む本体を物理的にどうにかするために必要な2本の鍵を入手するミッション、

本体がどこにあるかは不明、鍵のうち1本がどこにあるかも不明、

初手から組織の援護なし、チーム3人、CIAから追っ手が出てる状態からスタートです。

 

無茶やて。

 

いやなんで無茶やないねん。ほんまコイツ・・・。

 

ミッション・インポッシブル、ちゃんと敵が狡猾というか、無能ムーブしないのに

きっちりイーサンが上回っていくからいいですよね。

 

予告編であった要人皆殺し緑ガスみたいなシーン、まさかのイーサンだったな。

明らかに怪しいやつ来たし、多分こいつが予告編のあれだなって身構えたら、お前かい!みたいな。

その後も使ってたしな緑ガス、便利なんかな。

 

 

今回でシンジケート編で仲間だったイルサが離脱して代わりにプロ泥棒が加入。

イルサ、最初の死んだふりはまあ死んでへんやろって感じでしたけど、

ナイフは流石に死んでますかね、死んでそう。

 

新キャラのグレース、どっかで見た女優さんだな~って最初思ったけどペギー・カーターですよね。

運転が下手で肝も据わってないペギー、ちょっと変な感じ、悪い意味でなく。

 

「根っから悪側っぽい女性が巻き込まれるうちに黄金の精神に目覚める」的な展開だとこの前のインディ・ジョーンズのヘレナと通じる部分がありますけど、

主人公が正義と使命感が服着て歩いてるみたいな人間なのでソレに当てられて変わっていく感じは違和感なかったすね。

運命のダイヤルはインディとの確執もあったしね。

 

 

敵側の女工作員もいい感じでしたね、パリス。

シーン変わるたびに衣装が変わるし、毎回けっこう攻めた感じなの可愛い。

パーティシーンの道化師風の衣装もいいけど、ローマのカーチェイスシーンで着てたゴス風の衣装一番好きだったなー。

緑のギンガムチェックのスカートなの見逃さなかったぜ。

 

クレイジー風のキャラだったけど、命の借りを命で返すの熱いな。

 

パリスも「まだ脈がある!」とか言われてたし、

PART2ではちょっとキャラ立ててたCIAのコンビ含めて4人でイーサンの仲間入りしそうすね。

いいよね、そういうの。

 

 

メインヴィランのガブリエルはなんかこう、まだ捉えどころのない感じでしたね。

真の目的みたいなのはPART2で明かされるのかな。

なんならエンティティに洗脳されてたとかもありそう?

 

冷酷非情な悪役でしたけど、今までのシリーズと比べるとそこまでカリスマ!とか不気味さ!みたいなの薄かった気がする。

エンティティにちょっとその辺持ってかれてるみたいな。

最後も出し抜かれてるしな。

 

別に魅力がないってわけではないので、PART2で明かされるなにがしかに期待ってとこすかね。

 

 

イーサンは今回マジで縛りプレイでしたね。

っていうかIMFのシステム、そんな感じなんだ!ってなりましたね。

まさか受注が任意だとは思ってなかった、「いやです」ってなったら拒否できるもんなんだ、アレ。

イーサン限定の扱いとも取れる言い方だったから、もしかしたらそういう説もあるよな。

マジのマジでイーサンが無理なら無理のときは受注システムみたいな・・・。

いやそれもどうなんだ・・・?

 

IMFへの謎が深まる。あまり考えなくても良い気もする。

 

 

もうひたすらにスパイアクション!スパイアクション!スパイアクション!って感じで、

コミカルなシーンもあったりで楽しい映画でしたけど、

途中でオリエント急行のとこで汽車の運転手のおじいちゃんが殺されるとこでなんかすごい泣きそうになっちゃったな。

イルサはまぁいつ死んでもおかしくない仕事だし・・・で済んだんだけど、

あのおじいちゃん達はきっと長年あそこで運転手を務めてて、きっと孫なんかもいて、

そろそろ引退かな、みたいなこと考える時期だったと思うんだよな・・・。

それがあんなテロに巻き込まれて、一人はずっと汽笛のロープに吊るされてさ・・・。

なんかアクションシーンで汽笛が聞こえるたびにおじいちゃんの尊厳が破壊される感じがして切なくなっちゃった・・・。

 

たぶん今までの人生で一番映画で死んだモブに感情移入しちゃった。

 

 

前後編だけどちゃんとイーサンが勝って終わるの良かったスねー。

インフィニティ・ウォーは負けて終わったし、

スパイダーバースも負けっていうか逃げて終わったから、

ちょっと1本の映画としては後味があれなんすよね。

 

帝国の逆襲みたいなもんなんで、それがダメってわけじゃないんだけど、

さすがに続くとうんざりしちゃいそうだったんで、

デッドレコニングはイーサンがきっちりガブリエル出し抜いて、

でも真相は未だベーリング海の底に眠ってるぜ・・・エンドだったんで、

違う味がして良かった。

 

 

ミッション・インポッシブルシリーズ見返したくなったなー。

わりとフォールアウト覚えてないのに気づいたんすよね。

でもフォールアウト見るならローグ・ネイションとゴーストプロトコルも見たいんよなー。

 

そんな感じ。

PART2楽しみ。

カヘッカヘッカヘッ

カヘヘヘヘヘッ

 

 

www.ghibli.jp

 

公式サイトすらないのすげえな。

 

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

君たちはどう生きるか

公開までマジで全くプロモーションを行わないプロモーションで話題の、

同名小説が原作ってわけでもないスタジオジブリ最新作。

 

正直ジブリなら何でも大好き!ってタイプではないんだけど、

公開翌日くらいにちらっとウィキペディア見たらガッツリあらすじ書いてあったので、

これホントに正しいあらすじ書いてんのかなって確かめたくなっちゃったので、

普通に気にはなるし見とくか~って感じで見てきました。

 

やや邪な気持ち。

 

戦時中スタートだったのでなんか重苦しいやつかな~って思ったけど、

環境の変化で周りとの折り合いが難しいお年頃の男の子が、

冒険を経て精神的に成長するって感じの、

テーマとしては爽やかでいい感じでしたね。

 

なんかブレイブストーリーみあるなとか思ったけど、

まぁテンプレっちゃテンプレですよね。

 

 

ジブリとか見てると頭の中でこう、

過去に出会ってきたドヤ顔ジブリ考察野郎どもの集合体が、

今だと岡田斗司夫アバターを着てドヤ顔考察ぶちかましてくるのを、

黙れ!!!って振り払いながら見る羽目になる脳の人間なので、

ドヤ顔考察ポイントに気づく度にエア岡田斗司夫にキレながら見てた。

 

味方はアオサギだけど敵対するのインコは外来種とか、

主人公の食事シーン2つあって違いがどうのとか、

キリコさんの家で結局食べてるシーンがないとか、

主にその辺でこう、発症してたんですけど、

そういうのは世の中の色んな岡田斗司夫が言ってると思うので

それ以上考えてないです。

 

 

アニメすごかったスね。

アニメーション力(ちから)ーーー!!!くらえーーー!!!って感じだった。

 

最初の火事のシーンとかすごかったすね。

群衆!炎!群衆!走る!みたいなこう、全部すげえアニメーション力。

水の表現とかもすげえ、もうなんかすげえしか言えねえ。

 

まだ異世界のイの字も出てない序盤に、アオサギが一瞬歯を見せるのとかいいですよね、

ああやっぱ不思議な奇妙なこと起きるんだろうな、みたいな安心感すらある。

 

大オジサマのとこに行くまでの絵画の中歩くみたいなあたりも好き。

 

大体過去のジブリなり、その他アニメで見たことある演出だったり美術なので、

斬新ではないんだけど表現力がすごすぎて唯一無二になってるのやべえよね。

 

 

主人公とかお父さんとか、登場人物が基本善良ないい人たちなんだけど

ちょっとしたすれ違いでぎこちなくなってるの謎のリアル感あったな。

 

マヒトが喧嘩の後に石で自分を殴ったのとか、

後に「悪意があってやった」ことだけは本人が語っても

結局なにが目的だったのか具体的に説明はされなかったけど、

あれも本人も分かんないんだろうなって。

 

なにか心配かけようとか陥れようとか具体的にあったわけではないけど、

確実に負の感情でやったことなんだけど、

わりとその時のテンションでやったから時間経ったら冷静になっちゃって・・・みたいな。

 

終盤でそれをちゃんと自覚してちゃんと告白するのが成長、とか、

ナツコさんをお母さんって呼べるようになるのが成長、とか、

なんかそういう細かい機微みたいなとこの成長を描くお話なのかな。

 

いや成長なのかな。

 

もともと賢くて勇敢な子供っぽいし、

実母の死で受けた精神的なダメージを冒険を通して整理して立ち直って、

周りとの折り合いもちゃんとつけました、みたいな感じかもしれん。

 

 

お父さんもちょっとテンション高くてウザいけど、普通にいい人なんだよな。

神隠しにあった奥さんと息子探しにフルアーマーにはなるけど、

ちゃんと工場のひとは返して仕事させたりする冷静さはあって、みたいな。

 

ナツコさんやマヒトが塔の中に入っちゃったあたり、

その辺のケアが上手くない感じはある。

 

これ声キムタクかなあ・・・って思いながら見てたけど、キムタクだよね、多分。

 

 

ばあちゃんズがナツコさんのこと「お嬢さま」「奥さま」で呼び方表記ゆれしてるの、

個々人のキャラとか距離感が少しずつ違うのかなあとか感じれて良かった。

 

 

キリコさんカッコよかったな、もう特に言う事ないな。

シンプルかっこいい人好き。魔法使うし。

 

ヒミ、まぁ十中八九お母さんなんだろうなって思ったけど、

神隠し時代のお母さんなのは普通にネタバラシくるまで思いつかなんだな。

 

異世界の冒険とかアオサギとか不思議要素は正直半分くらい何が起こってるのかよくわかんなかったし、別にそれで良い気もするけど、

冒険のあとの余韻というか主人公が旅の果てに得たもの~みたいなのは

もっと分かりやすいものとか、尺欲しかったな、後日談好きなオタクなので。

東京に旅立つマヒトたちを見送ってから飛び立つアオサギとか、なんかそういうの欲しかった。分かりやすいの。

 

終戦まで家族みんな揃ってハピエンっぽいのは良かったけど、

なら戦時中にする意味あったかい?って気もややする。

いや携帯とか出さなくていい分シンプルになるのかな?

便利アイテム使えない理由とかの描写要らなくなるもんな?的な?

わかんね。

 

 

まぁ普通に面白いファンタジー映画だったすね。

アニメーション力~~~がすごい。

 

でも好きなジブリランキング1位はハウルだな、やっぱり。

 

 

最後に一番気になったのは、スタッフロールにあった「予告編制作」ってところの人が作った予告編は

果たして日の目を見てるんだろうかってあたりかな・・・。

 

4部ジョセフが冒険してるって思ったら大分マシだよね

ハリソン・フォードインディ・ジョーンズ、見納めっすねー

 

 

 

 

www.disney.co.jp

 

見比べるとクリスタル・スカルの王国のインディ全然若く見える。

 

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル。

アポロ11号の月面着陸に湧く1969年のアメリカ。

すっかり老いたインディアナ・ジョーンズのもとに、

かつての戦友であり旧友、バジルの娘であるヘレナ・ショーが現れる。

彼女が持ちかけてきたのは過去にインディとバジルがナチスから奪取した遺物、

古代ギリシャオーパーツ、アンティキティラのダイヤルの調査だった・・・。

的な、インディ・ジョーンズ5作目。

 

 

ハリソン・フォードめっちゃおじいちゃんになりましたね。

クリスタル・スカルの時点で66歳か~~~おじいちゃんだな~~~とか言ってたけど、

全然若かったスね。

いま80歳ですってよ、ガチおじいちゃんやんけ。

あとサラーもめっちゃおじいちゃんになっててビックリしちゃった。

サラーが一番ビックリしたまである。

 

ただ老インディの冒険、思いのほか絵面キツくはなかったすね。

最初の自室のソファで寝てるとことか、

大学で定年を迎えるとことかはホントにおじいちゃんだ~~~って感じでしたけど、

いざ冒険が始まって中折れ帽と革ジャケットを身に着けたら一気に引き締まって、

劇中の台詞でまんまありましたけど「若返って」ましたね。

 

 

今作の相棒役のヘレナさんは、前作のマット以上にちゃんと悪女だし年齢も上だしで序盤はうーんって感じでしたけど、

シチリアあたりからすっかりチームって感じ。

少年テディを案じる大人たちって関係もホッコリして良かったですね。

 

結構なし崩し的にダイヤル争奪戦に深入りしてくので、ちょっとそこの動機付けが弱い気はしたかも。

父親との因縁だけでそんな危ないことやる???って感じ。

 

前作のマットは「オックスと母親探し」がちゃんと強い動機になってたので、

ダイヤルをお金のためにオークションで手放そうとした、現実主義でシニカルな悪女のヘレナが、

相棒の少年ごと巻き込んでインディとチームになっていく変遷というか、

父親の求めたアンティキティラを「渡すまい」になる説明が不足してるというか。

ちょっとその辺がテキトーだった気がしますね。

 

 

少年テディはいいキャラだったすね。

(多分)ストリートチルドレン的な生まれで、幼いながらもアウトローに足を突っ込んでしまってるけど、

ヘレナさんに見出されて庇護下に置かれてて、なし崩し的に巻き込まれて、

いざとなったら勇気と知恵で戦うし、憧れてた飛行機だって飛ばしちゃう、みたいな。

ザ・アドベンチャーの少年キャラって感じでしたね。

 

飛ばした飛行機、飛ばしたけどちゃんと操縦とか着陸できるのかな・・・って思ったら

パイロットが後ろで寝ててそのへんはカバーしてくれるご都合展開大好き。

 

 

今回の敵役、マッツ・ミケルセンはまぁマッツ・ミケルセンでしたね。

セクシーに髪かきあげるとことか煙草吸うとこ、ファンサノルマ達成あざます!!!みたいな謎のテンションになった。

 

部下もなんかすぐ銃撃っちゃうし、ちょっと敵としてはしょうもな感あったな。

悪役が遺物の超パワーを制御できずに自滅するのはインディ・ジョーンズの定番だけど、

ケアレスミスでタイムスリップ先間違えて古代ローマ軍の槍で撃墜されて全滅はちょっとな?

 

 

というかタイムスリップで古代ギリシャがな、なんかな。

せっかくタイムスリップするなら「若いインディと邂逅する老インディ」みたいなやつ見たかったし、

唐突に古代ギリシャ世界に行って帰るだけってのもなんかな。

もっと時空の裂け目で過去を垣間見る~的なの見たかった気もするし。

 

どうせならナチスの飛行機落とすの、アルキメデスの熱光線とかだったらよかったのにな。

ちらっと映ったし、それっぽい鏡。

 

 

アルキメデスに出会って、現代に帰りたくないって駄々こねるジョーンズは、

ちょっとフクザツだけど良いシーンでしたね。

 

誰にも求められていない斜陽の老人だからこそ、

人生をかけて追ってきた過去の世界に骨を埋めようとするインディ。

 

かつての冒険の日々を見てきたファンとしては、

「そこは過去の自分を見て奮起するとかにしてよ!」って思う気持ちと、

むしろこうだからこそ老いたインディ・ジョーンズがすごくリアルに感じられる気持ち。

そこをぶん殴って「まだちゃんとあなたは求められてる」ってインディとマリオンを再び引き合わせるヘレナ、ってすごくいいラストでした。

 

 

ラストシーン自体はすごく満足だし、モロッコシチリアの冒険もとてもよかった。

クライマックスのタイムスリップと、悪役がちょっとショボいのがちょっと残念って感じですかね。

まぁあくまでも個人的には、ですけども。

 

 

あと一番うわー!ってなったのはマット死んでる!!!ってとこですかね。

でもインディへの当てつけで入隊するのめっちゃそれっぽいし、

死がきっかけでインディとマリオンが別居になるのもめっちゃそれっぽいんだよな・・・。

高橋一生がかっこよすぎる

めちゃくちゃ久々にビームとか爆発とか無い映画を見たかもしれない。

 

 

kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp

 

実はまだ2期だけ見てないんだけど、まぁ問題ないやろ!

 

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岸辺露伴 ルーヴルへ行く。

漫画家・岸辺露伴が出会う奇妙な事件を描く、ジョジョの奇妙な冒険のスピンオフ作品。

NHKでのまさかの実写から3年目、とうとう劇場版として映画館に露伴が!

「この世で最も黒く、邪悪な絵」を求め、杜王町からルーヴルへと向かう露伴

黒い絵を中心に発生する奇妙な事件、その真相とは・・・。

みたいな感じの、あえて言うならホラー・サスペンス映画。

 

そもそも「黒い絵」が呪われたアイテムだったのでアレなんですけど、

完全に「貞子」とかそっち系のホラー映画みが強かったですね。

びっくりホラーがなかったので個人的にはホラー映画としても大分好きなやつ。

 

「黒い絵」を巡って事件も発生したりでサスペンスミステリな要素もあり、

それぞれ別の事件なのに部分部分で同じ共通部分があるから犯人も勘違いしたりして面白い。

 

 

露伴先生は全然そんなつもり無かったのに、

事件と証拠と犯人が勝手に寄ってくるから名探偵ロハンになっちゃうし、

本当に嫌々しかたなく推理ショーやるのおもろすぎる。

 

頭脳は大人! 性格はコドモ! その名も、名探偵ロハン!

 

泉くんもいつもより探偵助手っぽいムーブしてましたね。

ピラミッド前で写真取ってもらうの、いつものKYムーブかと思ったら

ちょっとホッコリするエピソードでなんかキレイに締めてて感動しちゃった。

なんとなくあそこでエマを泉くんが諭すというか、

寄り添ってあげるシーンあって良かったなって感じしますね、

ホラー映画的な、すべてが終わって生存者がお互いを慰めるシーンっぽさというか、

あそこでなんかキレイに伏線回収できて

ルーヴルでの事件も終わった感じがしたというか。

 

謎の呪い無効はもうやりたい放題って感じですけどね、

能力とかじゃなくて幸運EXみたいな避け方なんだろうなアレ。

呪い確定でどれくらいヤベー襲われ方するか決めるダイス振らせたら

スーパークリティカル出しやがったみたいな、

エマさんとかジャックあたりがクリティカル出して死亡回避みたいな。

秒で撃たれたやつと秒で燃えたやつは多分ファンブルです。

 

 

露伴先生が記憶を消す→記憶を消すを消す

で呪い回避して復活するの狡猾で良いスね・・・。

普通に記憶消えてサナトリウム病棟でエンディングかと思った。

 

謎の銃殺死体と謎の焼死体があるの、幻覚で済まされるんだろうか・・・。

よくすんなり日本帰ってこれたな・・・。

 

 

過去編はなんかえっちでしたね。ふたりの汗ばんでる感じとか、

色気というか、秘事って感じだけど下品さはなくてめっちゃ質感が良い。

少年が夏に出会った物憂げで色っぽくてたまにヒステリックな年上の女、

性癖破壊されそう。

 

ルーヴルで露伴先生がおばあちゃんのサングラスかけてたの良かったですね。

実写露伴先生もおばあちゃんのグッチの鞄持ってそう。

 

 

黒い絵、ルーヴルに行く前からルーヴルって言ってたのなんだったんですかね。

古物商→キュレーターにすでに手を回してたから

あの時点でルーヴルで露伴待つつもりだったのかな。

露伴ヘブンズドアーが成長するの待ちみたいな?

 

仁左衛門の過去とか丁寧にやってたし、

少年露伴が描いた原稿で怒った理由とかはそこから察せられたし、

だからこそ、そこだけ気になっちゃった。

 

 

これやるまで言い続けるんですけど、

ルーヴルの倉庫燃やしたんなら密漁も・・・そろそろせんか・・・?

 

いや、そのまえに2期見ないとなー。

ドンブラザーズVSゼンカイジャーVSマリオブラザーズ

久々にハシゴ映画したけど、なんかラインナップのせいか全然疲れてない。

 

 

www.toei-video.co.jp

 

www.universalpictures.

 

ドンvsゼン見たあとに時間ちょうどよかったからハシゴしただけなんけど、

すげえ東映まんがまつりみてえな組み合わせだな。

 

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー。

バトンが続いた時点で確定していた2大問題児の融合。

ついに明かされる、介人とマスターの関係!

みたいな、スーパー戦隊の新旧2作品がクロスオーバーするVSシリーズの新作。

 

といいつつもそれほど絡みがあるわけでもなく、

ゼンカイジャー編、ドンブラザーズ編、ドンVSゼン編みたいな形で最後に合流する、

昔で言う仮面ライダー×仮面ライダースタイル。

っていうか敵を追っかけてたら合流するシチュ、まんまW&ディケイドだよな。

 

共演は薄めだけど、その分それぞれ本編後のアフターストーリーをしっかり描くって感じ。

 

まずゼンカイジャーがセッちゃんの「前回の…ゼンカイジャーは!」からスタートするのいいね。

ゼンVSキラ見てないので、まるっと1年ちょっとぶりのゼンカイジャー。

開始5分も立たないうちに「柏餅王」とかいうワードが飛び出すあたり、やっぱ格が違うぜ(?)

 

久々に見て思ったんですけど、劣勢と見たら即「てった~い!」ができる介人、結構すごい才能というか、思考能力ですよね。

ワルドの能力がふざけつつも軒並み食らったらヤバめが多かったのもあるのか、

それとも介人の判断力があったからこそワルドに勝ててきたのか。

 

撤退したら身を隠しついでに助言を求めにキカイトピアのステイシーに会いに行くのも無駄がない。

繋がった各トピアとの絆で勝つのもいいね、ゼンカイ本編があったからこその作戦って感じ。

ただしそれで出てくる作戦は怪しすぎる闇柏餅の売人なんですけども。

 

お父さんが今度はちゃんと自我を保ってるのに襲ってくるの、結構ハードめの展開ですよね。

柏餅ワルドこえーーー。

 

 

ドンブラザーズは最終回で記憶を失ったタロウが記憶を取り戻すところから。

自動的に消滅するラーメン、何?

 

タロウ不在の間に、また駄目な方向に調子に乗っているジロウ率いる新生ドンブラザーズ。

こいつらすぐ調子乗る。

1年終わってチームの絆とかメンタル方面でこんなに安心できないスーパー戦隊おる???

 

ドンブラザーズ世界の住人、全体的に我が強すぎる。

 

はるかだけジロウの援助を受けてないのが何かカギになるのかと思ったら、

特にそんなことはなくシンプルにはるかだけエンディング後に不安要素がないだけだった。

というか犬塚翼、天職が逃亡者でいいのか、不安。

 

フォーメーションB!だけまさかのスーパーマリオでも出てきてちょっと笑っちゃった、そこ被ることあるんだ。

 

 

タロウの「お供達!」を「お友達!」に言い換える介人、強すぎるんだよな。

せっかくの全員名乗りも一斉に叫んでグッチャグチャなの、最高。

 

結局マスターの謎は謎のままなんだよな。

鳴滝的なものだと思っているのでどうせ何も考えてないんだろうな感はある。

 

マスターも揃って変身するのかと思ったらしなかったなー。

それだけちょっと残念だけど、

キングオージャーVSドンブラザーズに期待しようかな、やるか知らんけど。

とか思ったらソノイ死んだんだよな。

Vシネでなんかそういう大事な引き作るのやめてくれません!?

 

最後のステイシーとゾックスに寿司をあーんする介人、可愛すぎんか。

一回拒否るけど結局食べるステイシーと、普通に受け入れるゾックス可愛すぎんだよな。

 

 

 

 

 

で、マリオ。

 

 

 

 

 

スーパーマリオブラザーズ・ムービー。

言わずと知れたファミコンの名作ゲームのCGアニメ映画。

ファミコンのみならず、色んなシリーズの要素もふんだんに盛り込んだ、マリオシリーズに詳しければ詳しいほど楽しめるような原作リスペクトに溢れた映画化作品。

 

全体的に映画用のアレンジはかなりされてますけど、ちゃんとマリオしてましたね。

土管ワープやカートみたいな単純な見た目やアイテムの要素だけでなく、

マリオがパルクールする時に横スクロールアクション風の画面になったり、

シチュエーションに合わせてゲームBGMのフレーズが使われたり、

映画オリジナルの世界観を作りつつも、ちゃんとゲームの要素を適切に取り込んでる感じ。

 

 

ピーチ姫、あんなずっとニヒルな笑み浮かべてることある?とは思ったけど。

 

マリオストーリーのピーチ姫のイメージが強いから違和感あるんすよね。

デブヘイホーとか見張り片っ端からしばいて自力で脱出しそうだよね今作のピーチ。

 

マリオとかピーチとかドンキーとか、物語のメインになるキャラであればあるほど自分のイメージから離れてる印象はあったな。

マリオ、めっちゃブラコンだなーとか、ドンキーお調子者なんだなーとか。

 

ルイージはメインだけど出番は少ないので、ルイージマンションっぽいビビりシーンが強いのもあってそんなに違和感ある感じじゃないかも。

 

違和感で言い出したらブルックリンに家族と住んでる時点でマリオ???だしな。

もともとマリオといえばこう!みたいなカッチリしたイメージがないからなんとなく受け入れられるのはあるかも。

 

クッパの目的がちゃんとピーチ姫だったりするので、そういう「ここは変えたらダメ」みたいな部分をうまく押さえてたりするんですかね、具体的にどこか言語化できないんだけど。

 

めちゃくちゃ乱暴な言い方をすると、実写ルパン三世が過去に謎の窃盗団チーム組んでたりチームに謎の陽気なハッカーが混ざったりするようなことが起きなかったので改変モヤモヤがなくて良かったなみたいな感じです。

 

 

逆に細かいとこにシリーズの要素が入ってたの良かったですね、ポリーンとか。

マリオブラザーズのCMめっちゃ好きだし、ドンキー登場時にDKラップ流れるの最高すぎた。

 

あとはサントラ好きなので、要所要所で伝統的なテーマ流れたのめっちゃ楽しかったですね。

分かりやすくピーチ城でピーチ城のテーマ、土管ワープしたら土管ワープの音、

コングの国に入ったらタルたいほうの谷にDKラップ、みたいなのもそうなんだけど、

そうじゃない劇伴でもサンプリングしたBGMの切り抜きとか効果音入ってたりして、

キャラクターやストーリーがオリジナルな分、耳で原作を感じれるのが良いというか。

 

クッパのピアノとかも良かったですね、愛のバラードじゃなくてカメックとジャムしたほう。

 

クライマックスで流れるスターBGMも良かった。

ここまでサントラにこだわってるんだから、あそこでスターのBGM流さないはずないんだけど、でもあそこでスターのBGMって雰囲気壊れない?大丈夫?とかいらん心配してたら、

しっかりイントロからフレーズは入れつつもクライマックスの大逆転にピッタリな盛り上がる曲になってて感動しちゃった。

 

あそこでクッパボコるとこ、尻尾つかんで回すとこで64だ!ってなったし、

そのあとの空中で殴るとこで空前だ!!!ってなったし、

そのあとのダブルライダーキックでちょっとよくわかんなくなっちゃった。

空前のせいで脳がスマブラになってたからファルコンキック・・・?とかなった。

 

アレだけなんとかなんなかったんすかね、ヒップドロップはダサいけど、なんか、なかったっけ、クルクル回りながら下に急降下とかしなかったっけ、マリオ。

 

でもアクションも見慣れたゲームの動きしてたりするから面白かったですね。

フィールドをマリオが走る後ろ姿とか、ゲームまんまの動きしてたもんな。

 

最近見た映画で一番サントラ気に入ったかも。

すでにSuperstarsを繰り返し聞くくらいには気に入っている。

 

USJのマリオワールドとか行ってみたくなったなー。

いい映画だった。

今からでもリミックスはVol.2に改題しろ

絶対混んでるので映画館行きたくないけどネタバレ踏みたくない!

って嫌々行ってきたけど、奇跡的に前後左右空いてる席あってラッキー。

 

 

 

marvel.disney.co.jp

ロケットとかグルートの吹き替えが変更なく10年近くやってこれたの、すごくない?

スゲーなと思ったので吹き替えで見ちゃった。

 

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3。

もはやおなじみ銀河を守るガーディアンズの完結編な3作目。

インフィニティ・ウォーらへんでガッツリみんな出てたのであんまり久々って感じはしないんですけど、前作が6年前なんですよね。びっくり。

で、その6年の間にガモーラが死んだりネビュラがすっかり馴染んだりグルートが成長したりソーが仲間に入ってたりしたわけなんですけど、

なんやかんやで前作からでもそのまま見れそうなシチュエーションで完結編って感じ。

ガモーラのあたりだけ無理か、まぁ無理やな。

 

ストーリーのメインがロケットだったり、

9年越しにアダム・ウォーロックの伏線が回収されるあたり、

ちゃんと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を終わらせるなら拾える部分は拾っとこうってニュアンスを感じれてわりと好感度が高い。

 

クロスオーバー要素がほぼほぼ無かったのも良かったですね。

もはやMCUと切っても切れないモノになっちゃったので別にあっても良いんだけど、

正直ワカンダフォーエバーのアイアンハートみたいなことされるくらいなら無いほうがマシなんだよな。

雑にアスガルド人とかコーグとか、ストームブレイカー作ったドワーフとか出てきたら多分萎えてた。

 

別に単にクロスオーバーするのが楽しいんじゃなくて、

めっちゃ面白い映画とめっちゃ面白い映画がクロスオーバーしちゃう!だから楽しいんだよな。

ワカンダフォーエバーはまだシュリがめっちゃ面白い映画の主人公にすらなっていないのに、

めっちゃ面白い映画の登場人物でもなんでもないアイアンハートが出てくるからイマイチというか、

単品でちゃんと強い、ラーメンとステーキが組み合わさるからより強くなるのであって、

ただクロスオーバー前提に用意されても、それはただのバリューセットのバーガーとポテトなような、なんというか。

 

GotGはちゃんとステーキが出てきたので良かったね、というお話。

 

 

ロケットがメインのストーリーなんですけど、ロケット自身はずっと過去編でしたね。

断片的に差し込まれるので存在感は強いんだけど、ずっと死にかけててまともに動くのド終盤だったので、復活してからなんとなく感じてた物足りなさが足りた感じ。

おくちわるわるアライグマ、ガーディアンズに欠かせない存在なんだなあって。

 

ロケット"ラクーン"って名乗るとこめちゃくちゃ良~~~でしたね。

1作めでクイルが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーだからだ」って言うとこに近い感動がある。

やっぱヒーローが終盤にヒーロー名を自称してキメるの大好きなんだよな。

 

あとロケット過去編、フロアにめちゃくちゃに暗い性癖を刺激されてヤバかった。

デザインしたひと変態だと思う。

 

 

アダムはバカだしハイエボリューショナーさんクソ雑魚メンヘラ科学者だったけど、不思議とヴィランの物足りなさないんだよな。

そもそもアダムは仲間になってくれた方がテンション上がったし、

ハイエボさんは過去編ロケットへの所業が悪すぎて現実でクソ雑魚になっててもまぁ・・・みたいな。

悪事の規模感でいったらエゴ超えサノス超えされても困るしな、ちょうどよかった感じある。

 

 

クイルとガモーラはなんかビターめの大人の恋愛、みたいな落ち着き方しましたね。

最終的にクイルは地球に帰っていったし、友人として仲直りはするけど恋は終わり、って感じ?

一瞬ネビュラに矢印向けようとするの面白かったですね、

クイルが情緒不安定すぎてマジでちょっとフラグ立ちそうになるとこ込みで。

 

クイルは今作あんまり比重高くないので主人公だけどそこまでメインじゃないみたいな存在感ですけど、ナンパしつつもクレバーに騙したり、グルートと一緒に危機を脱したり見せ場はしっかりありましたね。

それこそ死にものぐるいでロケットを助けようとするのいいよね、

お母さん、ヨンドゥ、ガモーラを失ってロケットまで!って感じ。

 

 

ネビュラがずっとイライラしてるのにマンティスもイライラしてるの、お互いの言い分も分かるし、「ガーディアンズは家族ってそういうとこまで家族っぽいの!?」みたいな気もあり。

ネビュラが悪くないとは言わないけど、どっちかというとマンティスとドラックスのほうが悪いし、一番ズルいのマンティスだと思うんだよな・・・。

 

ドラックスを盾にしながら「バカはバカだから仕方ない」を武器にしてる感じ。

そんで私はバカは認めるしネビュラの性格も認めてるのにネビュラは許してくれないから心が狭い!みたいな感じで優位に立ったつもりで気持ちよくなってそうというか・・・。

大体のやらかしをドラックスのせいにしてるのもよくやるし・・・。

このへんエゴの娘ってことなんすかね、マンティス。

 

ドラックスの父性を、まともな父親じゃなかったネビュラが認めるのいいよね。

たしかにドラックスいいパパ役なんだけど、なんか「楽しいんだけどロクでもない部分も目立つそのうち離婚されるパパ」的な父性だよな、あれ。

 

・・・おれがマンティスとドラックスがアホすぎてやや嫌いなのバレるなこれ。

 

 

あとは合間合間のギャグとか、間の笑いとかはお馴染みのって感じでしたね。

ドラックスが絶対ソファで寝ようとするくだりとか好き。

 

アクションシーンも少ないけど、そのぶんめちゃくちゃクオリティ高かったすね。

特に終盤の通路の戦闘と、ハイエボさんフルボッコのとこ。

大人数が入り乱れて戦うやつ、めっちゃ見てて楽しかった。

 

宇宙船のギミックとか、有機生物惑星とか、ガーディアンズっぽい宇宙ビジュアルとかもあるし、

ノーウェアにコスモとか、あとダックとかブローカーがいたり、

ラヴェジャーメンバーでスターホーク達が再登場したり、

クラグリンの出番もちゃんとあって、なんならヨンドゥまでチラっと出てきて、

前作前々作の要素も詰め込まれてて、

しかも最後は1の冒頭でクイルが遺跡で聞いてた曲で終わるの、

まさに集大成って映画でしたね。

 

スターロード復帰とか、新生ガーディアンズ登場とか、

活躍するアダム・ウォーロックとか、

今後どんな風に絡むかわかんないけど、また出てきたらいいなー。