仮面ライダーオーズがホラー映画に見えてきちゃった話

アマプラに『来る』が来ますね!

あのなんか年末の微妙なタイミングで公開され、

一部映画TLで話題にはなったり邦キチで取り上げられたりしたものの、

語感はいいけど検索しづらすぎるタイトルのせいなのか

結局イマイチ知名度のないホラー映画、

くらいに落ち着いちゃった『来る』が!

 

来ますね!

 

 

キャンベルさんはもう来たと思ってました!

 

 

まだ来てない!

 

 

じゃあ「カルト」を見るしかない!!!

 

 

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wfield.co.jp

 

「貞子VS伽椰子」とちょっと迷いました。

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

「カルト」は「サダカヤ」と同じ監督の映画で

「サダカヤ」見た人はなんとなく想像できると思うんですけど、

おばけ出る→いかにもな見た目のうさんくさい霊能者が来る

→普通にガチ霊能者なんだけど負ける

→ピンチヒッターで破天荒なキャラの強い霊能者が来る

みたいな、だいたい同じ流れの映画です。

 

全体的にモキュメンタリーな雰囲気の

いかにもな霊能番組を撮ろう!って集められた女優さんが主人公で、

そのまんまあびる優とかが本人役で出てるのが雰囲気出てます。

 

あとは三浦涼介演じる最強の霊能者、ネオ(仮名)が登場してから

ガラッと雰囲気が変わるのもまんま「サダカヤ」でもやってる流れですよね。

昼間のシーンも多くて、ネオ(仮名)が出てすぐに強さアピールになるシーンがあったり

あとはホスト風の見た目で結構兄貴肌なネオ(仮名)のキャラクターもあって、

安心感がすごいのが「サダカヤ」と違うとこですかね。

(「サダカヤ」は悪霊側が明らかに強いと分かってるのも大きそう)

 

「カルト」だけあって呪ってくるのは怪しい"神"の信奉者たちで

この世を滅ぼすために少女を依り代にして"神"を顕現させようとしている!

ってストーリーはクトゥルフ神話TRPGっぽさもあって、

ちょうど制作された2012年ごろってそのへんが流行り始めたタイミングなので、

時代感もなんとなく楽しい。

PL2人で他はNPCかな…ネオは絶対KPだな…。

 

蛇のような悪霊(クトゥルフ神話っぽく言えば"神"の眷属とかになるのかな)が、

わりとガッツリ天井やら床からニョロニョロ出てきて、

人間に憑依したり霊能者に捕まったりするんですけど、

サナダムシみたいな寄生虫っぽいデザインが

見ただけで近づきたくないというか、体内に入られたくない嫌悪感が出ていいですね。

 

ただこの映画、「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドでして、

すでにカルト達の"神"は顕現してしまっている、

ネオ(仮名)の本当の戦いが今はじまる!

みたいなとこで残念ながら終わっちゃうんですよね。

 

 

…でホラー映画見ちゃったし、このままだと夜中にトイレ行けなくなるんで、

気分転換になんか見よう!って何見ようか迷って、

三浦涼介つながりで仮面ライダーオーズを1話から見たんですよね。

 

動くメダル、蘇るグリード!

メダルを体の中に入れられたら体内からクリーチャーが!

 

なんかさっきもこんなの見たな…

 

メダルを入れられて取り憑かれ、食欲のままに食べ続ける男!

ヒロインたちのいるレストランに現れて暴れ、再び食べ続ける!

 

これオーズの明るい音楽とか明るい色彩に騙されてるけど、

多分音楽「カルト」の劇伴にしたら普通にホラーだよな…

 

え…怖…

 

仮面ライダーオーズ、改めて見たらめっちゃホラーじゃね…?

っていうか多分、仮面ライダーってちょっと演出と曲変えたら普通にホラーじゃね…?

 

楽しい玩具と日曜朝の雰囲気に騙されてたけど、

仮面ライダーってもともとそういう、結構怖いお話だったよね、

と思い出した話でした。