サイドワインダーがバカかっけえ
最近マーベルライバルズどハマリ中。
映画もごそっと来るし久々にマーベル祭りって感じですねえ。
このポスター好き。
グッズのクリアファイル買おうかと思ったら売ってなかった、かなしみ。
ネタバレあり感想です。
キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド。
キャプテン・アメリカ4、スティーブからサムに代替わりして初の映画。
エンドゲームのラストから待ち望んだファン待望の1作!
で、そのキャップ絡みのファン待望の1作どころじゃなく、
登場ヴィランや関係者がインクレディブル・ハルク祭りだったり、
エターナルズのラストで放置されたセレスティアルズの作りかけがストーリーに絡んでたりで、
わりと「今までシリーズで放置されてた要素の回収」もやってたりするんですけど、
・・・個人的には正直詰め込みすぎじゃねーーーー?って感じ。
ファルコン&ウィンターソルジャーから地続きなので、
「キャプテン・アメリカ」を襲名する覚悟はできたけど重圧を感じつつ、
やっぱり引き続き自分に資格があるのか不安なサムとか、
スティーブの引退で「キャプテン・アメリカ」が神格化されてる感じとかは見たかったものだし、
シールドスローやウィングのアクションはカッコいいし、
ハリソン・フォードのレッドハルクも恐ろしかったし、
レッドハルク絡みで今までのハルク登場シーンをオマージュする感じとかも良かった。
もーなんかとにかくね、
政治の描写がホントにいらんかったんじゃないかなーって。
今までの要素の詰め合わせなので、例えばワカンダ・フォーエバーのアイアンハートみたいなぽっと出の蛇足感はないんだけど、
キャプテン・アメリカ、ファルコン、イザイア・ブラッドリー、レッドハルク、ザ・リーダー、サーペントソサエティ、セレスティアルズ、アダマンチウム・・・
ってとにかく出てくる人物もキーワードも多いし、
今回はキャプテン・アメリカを引き継いだサムの劇場デビューなのに、
ロス大統領の政治的かけひきみたいな描写とかアダマンチウムを巡っての日米衝突とかがやたら長い上に、そこだけなーんか展開も急だし尺の無駄遣いな気がすごいんだよね。
日本人だからこそ日本の描写にリアリティを感じないとかもある気がするけどさ。
日本があんな急に艦隊派遣して急に報復攻撃せんやろ、みたいな。
でも日本じゃなくてもあのなんか武力衝突しといて「インディ・ジョーンズが罪を認めて刑務所に入りました」だけで手のひらクルーで条約にサインするかあ?みたいな違和感とか、
結局アダマンチウムが別にストーリーの何だったかって言ったら今後ストーリーに出したいから登場させたってだけだったし、
そのへんで没入感を損なう描写不足とかが出ちゃうんだったら、
ロスへ復讐したリーダーの陰謀でイザイアが投獄され、大統領が狙われ、最終的にレッドハルクになってしまうけどサムの活躍でなんとかなりました、
まで絞ってその分もうちょっとサム=キャプテン・アメリカの描写が欲しかったなあって思っちゃう。
サムの描写に不満があるわけじゃないんですけどね。
「キャプテン・アメリカ」の重責とか、やっぱり先代と比較しちゃうとか、
でもバッキーは「スティーブはお前が最強だから選んだんじゃない」って言ってたり、
後輩=2代目ファルコンはまるでサムがスティーブに感じていたように先達としてサムをリスペクトしてたり、
神格化されたキャプテン・アメリカの理想と重責を背負って悩みつつも真人間のまま理想のために戦うのがMCUのサムって感じで大好きです。
もうちょっと自信もってほしいなあって思いながら見るのがいいよね、多分。
あとスティーブが不在になって今いるイザイアに結構依存してる感じもいいよね。
お調子者の2代目ファルコンとかもいい感じ。
軍の中で顔が広い程度の描写だったから、
やっぱストライクチームみたいな繋がりの深い専属部隊とか率いてたりしてほしいけどなー。
あとレッドハルクとかサイドワインダーが良かったね。
レッドハルク、登場シーン自体は結構短かったけど、
アベンジャーズ1の登場時っぽい変身描写とか、
あと「サンダークラップ」やってたよね、そのへん好き。
サイドワインダーもね、全然ヘビの要素ないけど、
シンプルケレン味バリバリの悪役キャラで最高だったすね。
好きな要素はめっちゃありつつも、
なーんか微妙ポイントがあったり、ちょっと全体的に地味めだったりで、
そこまで大好き!って感じではないかもって映画でした、BNW。
サンダーボルツ*に期待!
クトゥルフ神話とか好きな人に見てほしいんだよね
あけおめ!
MCU総おさらいしてたけど改めてブログの方で書くほどでもねーかなー、
とか思ってたらインフルエンザ食らってダウンしてたり何故か急に妖怪ハンター買ったりした流れで色々書きたくなったので、
これの話をします。
奇談。
ネタバレあり感想?です。
奇談。
諸星大二郎の漫画、妖怪ハンターの「生命の木」回が原作の伝奇ホラー?映画。
ド田舎の村に行って阿部寛がボケない上田みたいな役回りなのでわりと「真面目なTRICK」な感じです。
公開は2005年だってよ!20年前!
東北の山奥の、かつて隠れキリシタンの村だった寒村で、"はなれ"と呼ばれる村八分の集落の男が殺される事件が起きる。
その村にだけ伝わる創世記には「知恵の実を食べたアダムとイブ」以外に「生命の実を食べたもうひとつの人類の祖」がいて、
その「生命の実を食べた者」の子孫は死なない代わりにある時期から地獄に捕らわれるんだけど、
実はその子孫である"はなれ"の住民たちはキリストの奇跡を再現することで「生命の実を食べた者たちにとってのキリスト」を作り出そうとしていて、
実際に殺された=救世主の役割になった男は奇跡で復活して、
地獄に捕らわれてる先祖ともども天国に旅立つ、
っていうのに巻き込まれる何も知らない本村の皆さんと阿部寛たち、みたいな話。
原作の「生命の木」は単話なんすよね。
それで映画作れるほどインパクトが強い話だし、
創世記、隠れキリシタン、東北にあるキリストの墓、みたいな要素の組み合わせが綺麗にハマってる。
お話の開始時点で"はなれ"の住民たちの作戦はすでに決行済みなので、
語り部として出てくる主人公や、特に妖怪をハントしない妖怪ハンター稗田礼二郎が「何が行われたか」「何が起きようとしてるのか」を調べてる途中に救世主の復活は成されてみんな成仏してくっていう、
なんかこう、FGOのイベントとかで黒幕の「これが目的だったのさ!」が達成される(しかも特に自分たちに害はない)瞬間だけスッと見学するみたいな話なんすけど、
それがクトゥルフ神話で出てくる感じの、「なんかスゲー事に巻き込まれたし自分が介入したところで何も変わんないからせめて記録しとくね」なノリでいいんすよね。
CoCだったら「阻止とかできないんで頑張って生還してください」系のシナリオ。
映画だと流石に尺不足だったのか狂言回しの主人公は少年から訳アリ女子大生なヒロインになって、
追加で「村では7歳の子供が神隠しにあう」っていう要素が入って、
ヒロインは実はかつて村で神隠しにあっていて一緒に行方不明になった男の子は帰ってきてない〜みたいなストーリーが並行して進むんですけど、
これがまぁ蛇足というか、
旧約聖書とかに由来してない上に「なんで神隠しが起きるのか」が結局ボヤッとしたまま終わるし、
ヒロインと男の子の別離でなんとなく悲劇っぽく締められるので、
唐突に「おらといっしょにぱらいそさいくだ!」で終わるのはちょっと…みたいな大人の事情を感じて微妙かなーっていう。
綺麗にハマってるパズルに無理やりピース足して変な絵にしてるというか、
めっちゃ美味いラーメンに物足りないからってファミチキ突っ込んでそうじゃねえなあ…みたいな。
でもラーメンにファミチキ入れて美味しい部分はあるんすよね。お婆さんの語りとか、絵面とか。
映画全体の絵面とか、村とか村人の雰囲気とかはめっちゃ湿度あって好きなんよな。
あと神父の演技がめっちゃいい。
自分の信仰を根本から揺らがせられて、最初は冷静に否定してたけど事件を追ううちに段々感情的に否定の言葉が出てきて、
阿部寛演じる稗田先生が冷静に「いや、3人のヨハネが登場する…!」みたいなシーンとかめっちゃ良い。
あと登場人物だと重太が好きなんすよね。
キャラではなく役回りとしてなんですけど。
重太=ジュダ=ユダとして、救世主の降臨で救われる「じゅすへる」の子孫たちの中で一人だけ取り残されるっていう彼がいることで、
「キリストの再現をすることで救世主を作り出す」って与太の説得力がだいぶ増してる感じで良い。
しっかり儀式っぽいし、伝奇ホラーっぽいし、身近なとこだと型月っていうかFGOでありそ〜みたいな理由付けで好きなんすよね。
それがただ新しいキリストを作る!じゃなくて、
「知恵の実を食べたアダムではなく生命の実を食べたルシフェルの子孫が救われるために、アダムの子孫の再現をしてルシフェルの子孫のキリストを作る」なのも、
説得力の強度があっていいよね。
「重太は何を裏切ってユダにされたのか?」みたいな考察ありますけど、
個人的には「重太は裏切り者のユダの役割を当てられただけなので別に裏切ってないか、もしくは裏切ることを強要されていた。そもそもはじめから重太だけは救われない計画だった」説です。
映画の描写でいくなら重太は「仲間たちの殺人を駐在にチクる」裏切りをする役割だったけど、
「怖気づいてチクれなかったので計画の邪魔をした」でやっぱり裏切り者判定になってちゃんとユダの役割を果たした。みたいな。
なんで令和にいきなり諸星大二郎考察やってんだ。
まぁそんな感じで妖怪ハンターおもろいよ、って話でした。
ことよろ。
やっぱ主役が大暴れしてなんぼだよな
めっちゃ久々に映画見た気がするけど振り返ったらゴジラコング見てたからそこまでじゃなかった
ヒュー・ジャックマン若え~~~って思ったけどX-MENの初期の頃とか比べたら全然老けててびっくりする。
ネタバレあり感想です。
毎度お騒がせヒーローデップーさんの3作目。
6年ぶりだそうです。そんなにか。
久々に映画~って思ったらディズニーにマーベルスタジオが買収されたりFOXが買収されたりでなんか寝て起きたらケーブル激似のあいつがエンドゲームしてるしTVAだの神聖時間軸がどうのでX-MENもMCU入りしそうだし俺ちゃんびっくり!これはイジり倒すしかないっしょ~~~~~~~~!
で散々イジり倒してわりと「ヒーロー映画特化メタネタ」ってノリが強い映画でしたね。
世間が「スーパーヒーロー映画疲れ」がどうのとか「映画を見るための予習が苦痛」とか言ったり、ケヴィン・ファイギが「予習しなくてもいいんです。ちゃんと独立した物語として楽しめるように作られてるので」とかコメントしたりしてる中で、
なんなら今までで一番そういった意味で「予習」が必要な映画ぶちこんでくるの、結構ロック。
でも劇中で出てきたネタって扱いとしては「教養」みたいなノリなんですよね。
シェイクスピアとか聖書の引用のセリフと同じで、知らなくても映画は楽しめるけど知ってるとより深く意味がわかって楽しい、みたいな。
「予習のストレスによるスーパーヒーロー映画忌避感」みたいなのに怯えなくても、こういう扱いなら分かんなくてもいーんだよ!みたいなのをふざけつつ示してるというか。
ヒューマントーチに「別のクリスがよかった」って言ったりとか、
骨になったアントマン見て「ポール・ラッドやっと老けたね」とか、
ウェズリー・スナイプスが「俺以外にブレイドはできねえ」とか、
吹き替えでナイスプールが自分のことを「アニメ版」って言ったりとか、
なんか他にも色々あった気がするけどちょっとパッと思い出せないけど色々あったような気がする諸々全部知らなくても多分楽しめるんですよね。
ある意味このなんか全部理解しようとしたらとりあえずマーベルとかヒーロー関係ないのも含めて映画20本強とアメコミ十何冊かと映画配給会社の買収ニュースとMARVELの権利関係とネットミームとかも要りますけど!?みたいなネタの物量で攻めることで安易な予習を阻もうとしてるまである。
なんかすげえ真面目な話になったな、なんでだ。
もっとバカな感想でいいや、あの、デップーがウルヴァリンごっこしてる時に右手がケツで左手が股間に刺さって抜けなくてのくだり一番笑ったかもしんない。
っていうかマーベルスタジオのファンファーレ鳴り終わる前からすでにずっとデッドプールがやかましくて最高だったな。
吹き替えで見たんですけど、序盤から加瀬さんの優しげなお声でうだうだ言ってるの楽しい。
冒頭からLOGANの墓掘り返してるのバカ皮肉でいいっすよね。
ハッピーがアベンジャーズ面接してたけど、冷静に考えたらアレどういう時系列なんだろうね。
あそこだけおかしいよな。ウルヴァリンが歴史改変に成功したX-MENのバースには少なくともアイアンマンとキャプテンアメリカがいるアベンジャーズがあるってこと・・・?
・・・わかんね!
デップーはいつもの通り、わりとちゃんとヒーロー願望と友達愛をもったデップーでしたね。
アベンジャーズ面接だと利己主義って落とされてたけど、恋人やダチのためなら体張って世界を守れるヒーローなんだよな実写デップー。ちゃんと主人公。
ある意味最後に出てきたデッドプール・コァの面々のほうがコミックのデップーに近い性質持ってそうですよね。倫理観薄め、快楽主義、ムカつくから殺す、自分の中のアイドルの前ではキャラ変、みたいな。
ウルヴィーは演者は復帰でもキャラ的には新キャラなんで過去作見てなくてもいいのがまたいいですよね。
わかりやすく「ヒーローの素養があったのにヒーローになれなかった負け犬」の復活劇って感じ。
そんで新キャラだから見た目は念願のコミック版コスチューム!肩アーマーとノースリーブで2種類!マスクも!で3段階変身するのがファンサすぎる。
いや一番のファンサはここだ!ってクライマックスで上半身だけスーツが豪快に弾け飛んだとこかもしんない。
あとはもうなんかサプライズ出演めっちゃありましたね。
青いスーツで中村悠一っぽい声の人出てきたけどあれホントに中村悠一?
ああクリス・エヴァンスだ、でもなんか言動がキャップっぽくないな?
でボワっと燃え上がってヒューマントーチなのめっちゃ笑った。
ファンタスティック・フォー超能力ユニット、20年前ですってよ、怖すぎ。
FOX買収したからってFOXの終わったシリーズとか撮影中止になったのヒーロー集めるのズルいし、
なんならブレイドに至ってはFOXですらねえし。
そのブレイドがリブート発表されてるのにトラブルで無くなりそうでかつてのガンビットみたいな状態だし、
そのブレイドをオリジナル・キャスト出して「ブレイドは俺だけ」みたいなこと言わせてるし本当にズルい。
劇場でずっとクスクス笑ってた。
MCUとか関係ないヒーロー映画ネタやるし、なんならキャストつながりでグレイテスト・ショーマンとか、あと本当になんにも関係ないマッドマックスとかやるし、
今までとはちょっと違う方向性でやりたい放題すぎる。
っていうか普通にわかってないネタも多分めっちゃある。
ホンダオデッセイとかもなんかあるんじゃないのって。
そんで吹き替え版は吹き替え版で神奈延年に中村悠一っぽくやってもらうとか、
ナイスプールの声を子安武人にして「アニメ版のほうがいいよね?」とかズルい。
あのへん原語だとどうなってるんだろ、普通にライアン・レイノルズだし、
そもそもディスクウォーズが日本のアニメだし「アニメ版」ネタじゃないよね?
気になる、字幕見たい、日本語字幕っていうか英語の字幕見たい、多分リスニングはできない。たまに頑張って聞いたりするけどジョークのリスニングほんとできない。
で、こんな感じでやりたい放題やっといて、
結局「TVA上層部はウェイド・ウィルソンになにか重要な役目があるとしている」で今後の伏線も用意して終わらすのズルいよね。
こんな感じで単品映画としての面白さにシリーズとしてのワクワクを仕込むの、割とマジでフェーズ1とか2あたりのMCUっぽくて好き。
もうほんとあの・・・フェーズ4あたりクロスオーバー前提過ぎてな・・・。
「次の映画の宣伝のための映画」をずっと見せられてる感じでずっとモヤモヤするんだよな。
単品とかシリーズのみの要素で面白かったね、ってなったのシャン・チーとラブ&サンダーくらいじゃねえかな。
あい、デプヴァリンめっちゃ面白かったでした。
今作のゴジラみたいなキャラをどこかで見た気がするのに思い出せない
ひさびさ。
実はゴーストバスターズ見に行ったりネトフリで映画見てたりするんですけど、
ちょっと疲れてたので書いてない。
備忘録っつってんのにね。
実際わりと忘れてるのウケる。人間は忘れる生き物。
マイナスワン見てないけどゴジコンはちゃんと見に行ってきた。
VSがXになって帰ってきたわりにやってること昭和ゴジラだったね。
ネタバレあり感想です。
ゴジラxコング 新たなる帝国。
レジェゴジもなんだかんだでシリーズ続いてますよね。
最近のはどっちかというとコング主人公って感じなんでレジェゴジシリーズっていうには違和感ですけど。なんだっけ、モンスター・バースだっけ。
そのうちモスラ単品もやったりするんすかね、まさかの令和にハリウッドで復活するバトラとか。
今回のでなんとなくコング一段落したし、地下世界完全無視でゴジラメインの映画やんないかな。
ガイガンとか・・・モゲラとか・・・出そうぜ!(見たいだけ)
今回もゴジラパートとコングパートでほぼほぼ別軸のストーリーでしたね、
ゴジラさんに至っては終始暴れ散らかしてるだけで追う人物もいないのでストーリーっていうか「その頃ゴジラさんは」ってだけな感じでしたけど。
コングとジアがそれぞれ自分の居場所を得るというか、見定めるくだりがメインなのかな。
KoM→ゴジvsコンのときも思ったけど、子役おっきくなったな~~~ってなるやつ。
コングはなんかもう、時代劇かなってくらい旅の風来坊でしたね。
コングの兄貴って感じ。
同じ猿系タイタンの前だとあんなに強者ムーブしてたのに、ゴジラの前だと三枚目っぽくなるのも良いすよね、前作で格付け完了してるからね。
ジブラルタルから飛んできたゴジラさん見た瞬間、絶対「違う違う待って話聞いてくれよ!」みたいなこと言ってそう。
ちびコングいいキャラしてましたね。
多分一人称は「オイラ」だしコングのこと「ダンナ」って呼んでるし、途中から「アニキ」に変わる。
猿系タイタンのドラマパート、吹き替えのセリフもないし代弁する小美人もいないのになぜか何言ってるのかわかるの面白かったすね。
ゴジラはなんかもう、地球でテッペンとったヤツの日常って感じ。
「人食わないし基本寝てるヤツが他の怪獣がナメた真似したらシメにくる」を「ゴジラは人類の味方」って言い換えるあたりにモナークの政治力の高さが伺えますね。
最初にシバかれてたクモだかタコだかみたいな怪獣、キモくてよかったな。
そんな地球でテッペンとったゴジラさんだけど、ナメた真似した怪獣はシバくし、
この前見逃してやった生意気なコングが地下から出てきたらガンダッシュでもっかいシメに来るんだけど、
家が隣で幼馴染のモスラちゃんの言うことだけは聞くんですよね。
ラドンもそうだそうだと言っています。
というか今作の敵、マジで「勝てるのか!?」みたいなドキドキゼロでしたね。
ゴジラさんなんであんな念入りにパワーアップしてたの。
冷凍怪獣ちゃん、操られキャラの定番ですけど最後コングに懐いてて可愛かったね。
ゴジコン、全体的に愉快で面白い娯楽全振り怪獣映画って感じでよかったです。
昭和っぽさとファイナルウォーズみがあるというか。
あんまり深く考えなくていいから、サクッと見る分にはVSよりこっちのほうが楽しいかも。
さっきも書いたけど、今度やるならまたゴジラメインでやってほしいな、モンスター・バース。
モンスター・ヴァーーーーッス
そういえばSEEDってこんなノリだったね!ってなった話
半年ぶりの映画。
去年もなんだかんだ9月から色々あって映画館行けなかったなあ。
というわけで今年の映画初め。
ルルーシュみたいな人がどんどんルルーシュみたいになっていくの怖かった。
ネタバレあり感想です。
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM。
ついに実現した劇場版SEEDですね。放送当時小学生でした。
武者◯伝やフルカラー劇場は読んでたし、プラモ買ってもらったり、
少しだけ過去作見たりしてたので厳密には人生初ガンダムではないんですけど、
それでも「初めてTVで見たガンダム」なのでわりと思い出の作品ですね。
大人になって見返したりはしてないので久々のSEEDなんですけど、
痴情のもつれ!条約破り!倫理観ゼロ兵器&作戦!バシバシの差別感情!でめっちゃガンダムSEEDだ!!!ってニヤニヤしちゃった。
登場人物とか機体とか地名とか色々全員集合するのも同窓会っぽいというか、ファンサっぽくて好きですね。
ちょろっとだけどシホ・ハーネンフース出てたの良かった。あとイザークのおかんとか。
ニコルとかトダカ一佐とかバジルールとかマルキオ導師とか、死んでるキャラも名前だけ出てきたりね、いいよね、
とか思ってたらNJC核ミサイルだのアルテミスだのレクイエムだのまで「久しぶり!」みたいな顔して出てきたしね。
しっかりレンチン死をやるんじゃない。
機体もちゃっかりデスティニーとかインパルスだけじゃなくて、アカツキもいるわデュエルもいるわバスターもいるわでしかも全部しっかり改装済みなのよかったすね。
備えあれば憂いなしすぎる、コズミック・イラ。
なにげにミーティア、デュエルバスターだけじゃなくてインパルスも使ってましたね、便利だ。
ソードインパルスの配色良かったなー、強そうで。
シン、全体的に可愛かったしデスティニー乗ってからずっとイケイケだったね。
「分身はこうやるんだよ!」でボコボコにしてたのカッコよかったな。
でもミレニアムに侵入したときに声色変えてふざけたの良くないよ、
あれで愛想つかさないルナマリアさん、周りにバレてないだけで多分ベタ惚れでしょ。
アークエンジェルが墜ちるの結構ショックだったなあ。
AA組が歴戦の猛者オーラ纏って出てきただけにね、「やばいことになってる!」演出にめちゃくちゃ効いたなあ。
まぁクルーみんな無事だったのでしっかり終盤でミレニアムと言う名のサウザンドサニー号を手にして大暴れするんですけどね。
レクイエムを避けるな。
AAクルー、独立運用海賊部隊のプロみたいな言われようなの面白かったな。
まぁ実際そうなんですけど。
外伝とかあんまり詳しくないんでよく分かんなかったんですけど、アスランとメイリンはどういう立場なんだろ?
まー100%オーブがバックなんだろうけど、ミッションインポッシブルのイーサンみたいなことなってた。
というかアスラン、助けに来るとことかキラに発破かけるとことかカッコよかったんだけど、なんか不埒アタックとか含めて面白武人系の強キャラみたいになってたな。
ズゴックからジャスティス出てくるのはネタバレで知ってたんだけど、想像よりずっとズゴックでいたのもちょっとおもろい。
というかズゴック、ズゴックなんすよね、ついに完全に名前被るけどそれでいいのか。
腕がアメイジングズゴックみたいな感じなのもあってわりと好きなんだよな、キット化されないかな。
角がまんまジャスティスの角なので、トドメで使ってた頭ビームサーベルとかズゴックのままできそう。
キラの中盤で弱音吐くとこめっちゃ好きでしたね。
SEEDデスティニーのキラはあんまり好きじゃなかったんですけど、今作のキラは好き。
「僕がやるしかないじゃんお前ら弱いんだもん」ってずっと思ってたの最高。
ラクスも序盤揺らいでたけどNTRキャンセラー搭載してたので強かったですね。
オルフェ初対面だけいい男だったな。
キラに新たな装備を届けるぜ!って乗り込むのはいいんだけど、あのエロパイロットスーツはなかなか事前に用意しないと出ないでしょ。
違うか・・・? 急に乗ることになったからこそエロパイスーしかなかったのか・・・?
マイティおデコビーム、准将が申請して総督が承認する最終兵器なのプロセスにおかしいところはないはずなのに准将と総督がラブラブなうえに一緒に最終兵器のちょっと下のあたりで申請と承認済ませてるせいで普通にダメな気がしてくるな。カッコいいけどさ。
終始「愛!!!」って言いながらシナリオとしてはデスティニープランの後処理、キャラ的にはキラとラクスを深掘りって感じでめっちゃ良かったスね。
ラクスが改めて定められた運命を否定して自分の意志で運命を決めるって宣言するの、それがキラへの愛の告白なので普通にいいやん・・・てなっちゃった。
それはそれとしてコズミック・イラはいつか滅亡すると思う。
ブルーコスモスがどうとか言ってないで今すぐレクイエムとミラージュコロイド関連技術をすべて闇に葬った方がいい。
で闇に葬ったら葬ったで葬ったはずのミラージュコロイドが闇から出てきてまたえらいことになる。
それがコズミック・イラ。
マイティストフリ、刀持ってたけどロウが噛んでたりするんかなー。
しないかなー。安直すぎかなー。
とりあえずズゴックとムラサメ改のキットが出たら欲しいね。
敵の女スパイの衣装が可愛かった
いや、マジ、今年の夏あつすぎ。
スパイダーバースは遅れるってなってますけど、
こっちのPart2はどうなんすかね。
ネタバレあり感想です。
ミッション・インポッシブル/デッドレコニング。
不可能を可能にしすぎて最近は最初から縛りプレイを強要される男、イーサン・ハントが不可能を可能にするスパイ映画シリーズ7作目。
今回は自我を獲得した高性能スパイAIの反乱を止めるため、ベーリング海に沈む本体を物理的にどうにかするために必要な2本の鍵を入手するミッション、
本体がどこにあるかは不明、鍵のうち1本がどこにあるかも不明、
初手から組織の援護なし、チーム3人、CIAから追っ手が出てる状態からスタートです。
無茶やて。
いやなんで無茶やないねん。ほんまコイツ・・・。
ミッション・インポッシブル、ちゃんと敵が狡猾というか、無能ムーブしないのに
きっちりイーサンが上回っていくからいいですよね。
予告編であった要人皆殺し緑ガスみたいなシーン、まさかのイーサンだったな。
明らかに怪しいやつ来たし、多分こいつが予告編のあれだなって身構えたら、お前かい!みたいな。
その後も使ってたしな緑ガス、便利なんかな。
今回でシンジケート編で仲間だったイルサが離脱して代わりにプロ泥棒が加入。
イルサ、最初の死んだふりはまあ死んでへんやろって感じでしたけど、
ナイフは流石に死んでますかね、死んでそう。
新キャラのグレース、どっかで見た女優さんだな~って最初思ったけどペギー・カーターですよね。
運転が下手で肝も据わってないペギー、ちょっと変な感じ、悪い意味でなく。
「根っから悪側っぽい女性が巻き込まれるうちに黄金の精神に目覚める」的な展開だとこの前のインディ・ジョーンズのヘレナと通じる部分がありますけど、
主人公が正義と使命感が服着て歩いてるみたいな人間なのでソレに当てられて変わっていく感じは違和感なかったすね。
運命のダイヤルはインディとの確執もあったしね。
敵側の女工作員もいい感じでしたね、パリス。
シーン変わるたびに衣装が変わるし、毎回けっこう攻めた感じなの可愛い。
パーティシーンの道化師風の衣装もいいけど、ローマのカーチェイスシーンで着てたゴス風の衣装一番好きだったなー。
緑のギンガムチェックのスカートなの見逃さなかったぜ。
クレイジー風のキャラだったけど、命の借りを命で返すの熱いな。
パリスも「まだ脈がある!」とか言われてたし、
PART2ではちょっとキャラ立ててたCIAのコンビ含めて4人でイーサンの仲間入りしそうすね。
いいよね、そういうの。
メインヴィランのガブリエルはなんかこう、まだ捉えどころのない感じでしたね。
真の目的みたいなのはPART2で明かされるのかな。
なんならエンティティに洗脳されてたとかもありそう?
冷酷非情な悪役でしたけど、今までのシリーズと比べるとそこまでカリスマ!とか不気味さ!みたいなの薄かった気がする。
エンティティにちょっとその辺持ってかれてるみたいな。
最後も出し抜かれてるしな。
別に魅力がないってわけではないので、PART2で明かされるなにがしかに期待ってとこすかね。
イーサンは今回マジで縛りプレイでしたね。
っていうかIMFのシステム、そんな感じなんだ!ってなりましたね。
まさか受注が任意だとは思ってなかった、「いやです」ってなったら拒否できるもんなんだ、アレ。
イーサン限定の扱いとも取れる言い方だったから、もしかしたらそういう説もあるよな。
マジのマジでイーサンが無理なら無理のときは受注システムみたいな・・・。
いやそれもどうなんだ・・・?
IMFへの謎が深まる。あまり考えなくても良い気もする。
もうひたすらにスパイアクション!スパイアクション!スパイアクション!って感じで、
コミカルなシーンもあったりで楽しい映画でしたけど、
途中でオリエント急行のとこで汽車の運転手のおじいちゃんが殺されるとこでなんかすごい泣きそうになっちゃったな。
イルサはまぁいつ死んでもおかしくない仕事だし・・・で済んだんだけど、
あのおじいちゃん達はきっと長年あそこで運転手を務めてて、きっと孫なんかもいて、
そろそろ引退かな、みたいなこと考える時期だったと思うんだよな・・・。
それがあんなテロに巻き込まれて、一人はずっと汽笛のロープに吊るされてさ・・・。
なんかアクションシーンで汽笛が聞こえるたびにおじいちゃんの尊厳が破壊される感じがして切なくなっちゃった・・・。
たぶん今までの人生で一番映画で死んだモブに感情移入しちゃった。
前後編だけどちゃんとイーサンが勝って終わるの良かったスねー。
インフィニティ・ウォーは負けて終わったし、
スパイダーバースも負けっていうか逃げて終わったから、
ちょっと1本の映画としては後味があれなんすよね。
帝国の逆襲みたいなもんなんで、それがダメってわけじゃないんだけど、
さすがに続くとうんざりしちゃいそうだったんで、
デッドレコニングはイーサンがきっちりガブリエル出し抜いて、
でも真相は未だベーリング海の底に眠ってるぜ・・・エンドだったんで、
違う味がして良かった。
ミッション・インポッシブルシリーズ見返したくなったなー。
わりとフォールアウト覚えてないのに気づいたんすよね。
でもフォールアウト見るならローグ・ネイションとゴーストプロトコルも見たいんよなー。
そんな感じ。
PART2楽しみ。
カヘッカヘッカヘッ
カヘヘヘヘヘッ
公式サイトすらないのすげえな。
ネタバレあり感想です。
公開までマジで全くプロモーションを行わないプロモーションで話題の、
同名小説が原作ってわけでもないスタジオジブリ最新作。
正直ジブリなら何でも大好き!ってタイプではないんだけど、
公開翌日くらいにちらっとウィキペディア見たらガッツリあらすじ書いてあったので、
これホントに正しいあらすじ書いてんのかなって確かめたくなっちゃったので、
普通に気にはなるし見とくか~って感じで見てきました。
やや邪な気持ち。
戦時中スタートだったのでなんか重苦しいやつかな~って思ったけど、
環境の変化で周りとの折り合いが難しいお年頃の男の子が、
冒険を経て精神的に成長するって感じの、
テーマとしては爽やかでいい感じでしたね。
なんかブレイブストーリーみあるなとか思ったけど、
まぁテンプレっちゃテンプレですよね。
ジブリとか見てると頭の中でこう、
過去に出会ってきたドヤ顔ジブリ考察野郎どもの集合体が、
今だと岡田斗司夫のアバターを着てドヤ顔考察ぶちかましてくるのを、
黙れ!!!って振り払いながら見る羽目になる脳の人間なので、
ドヤ顔考察ポイントに気づく度にエア岡田斗司夫にキレながら見てた。
主人公の食事シーン2つあって違いがどうのとか、
キリコさんの家で結局食べてるシーンがないとか、
主にその辺でこう、発症してたんですけど、
そういうのは世の中の色んな岡田斗司夫が言ってると思うので
それ以上考えてないです。
アニメすごかったスね。
アニメーション力(ちから)ーーー!!!くらえーーー!!!って感じだった。
最初の火事のシーンとかすごかったすね。
群衆!炎!群衆!走る!みたいなこう、全部すげえアニメーション力。
水の表現とかもすげえ、もうなんかすげえしか言えねえ。
まだ異世界のイの字も出てない序盤に、アオサギが一瞬歯を見せるのとかいいですよね、
ああやっぱ不思議な奇妙なこと起きるんだろうな、みたいな安心感すらある。
大オジサマのとこに行くまでの絵画の中歩くみたいなあたりも好き。
大体過去のジブリなり、その他アニメで見たことある演出だったり美術なので、
斬新ではないんだけど表現力がすごすぎて唯一無二になってるのやべえよね。
主人公とかお父さんとか、登場人物が基本善良ないい人たちなんだけど
ちょっとしたすれ違いでぎこちなくなってるの謎のリアル感あったな。
マヒトが喧嘩の後に石で自分を殴ったのとか、
後に「悪意があってやった」ことだけは本人が語っても
結局なにが目的だったのか具体的に説明はされなかったけど、
あれも本人も分かんないんだろうなって。
なにか心配かけようとか陥れようとか具体的にあったわけではないけど、
確実に負の感情でやったことなんだけど、
わりとその時のテンションでやったから時間経ったら冷静になっちゃって・・・みたいな。
終盤でそれをちゃんと自覚してちゃんと告白するのが成長、とか、
ナツコさんをお母さんって呼べるようになるのが成長、とか、
なんかそういう細かい機微みたいなとこの成長を描くお話なのかな。
いや成長なのかな。
もともと賢くて勇敢な子供っぽいし、
実母の死で受けた精神的なダメージを冒険を通して整理して立ち直って、
周りとの折り合いもちゃんとつけました、みたいな感じかもしれん。
お父さんもちょっとテンション高くてウザいけど、普通にいい人なんだよな。
神隠しにあった奥さんと息子探しにフルアーマーにはなるけど、
ちゃんと工場のひとは返して仕事させたりする冷静さはあって、みたいな。
ナツコさんやマヒトが塔の中に入っちゃったあたり、
その辺のケアが上手くない感じはある。
これ声キムタクかなあ・・・って思いながら見てたけど、キムタクだよね、多分。
ばあちゃんズがナツコさんのこと「お嬢さま」「奥さま」で呼び方表記ゆれしてるの、
個々人のキャラとか距離感が少しずつ違うのかなあとか感じれて良かった。
キリコさんカッコよかったな、もう特に言う事ないな。
シンプルかっこいい人好き。魔法使うし。
ヒミ、まぁ十中八九お母さんなんだろうなって思ったけど、
神隠し時代のお母さんなのは普通にネタバラシくるまで思いつかなんだな。
異世界の冒険とかアオサギとか不思議要素は正直半分くらい何が起こってるのかよくわかんなかったし、別にそれで良い気もするけど、
冒険のあとの余韻というか主人公が旅の果てに得たもの~みたいなのは
もっと分かりやすいものとか、尺欲しかったな、後日談好きなオタクなので。
東京に旅立つマヒトたちを見送ってから飛び立つアオサギとか、なんかそういうの欲しかった。分かりやすいの。
終戦まで家族みんな揃ってハピエンっぽいのは良かったけど、
なら戦時中にする意味あったかい?って気もややする。
いや携帯とか出さなくていい分シンプルになるのかな?
便利アイテム使えない理由とかの描写要らなくなるもんな?的な?
わかんね。
まぁ普通に面白いファンタジー映画だったすね。
アニメーション力~~~がすごい。
最後に一番気になったのは、スタッフロールにあった「予告編制作」ってところの人が作った予告編は
果たして日の目を見てるんだろうかってあたりかな・・・。