アガサ・クリスティは偉大だなって思った話

前々から思ってたんですけど、わりと自分BL好きなんですよね。

というか単純に顔のいい俳優好きというか。

 

映画だと大画面で顔がいい~ってなるの楽しいよね。

 

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movies.shochiku.co.jp

 

あと不貞腐れ顔のぼっちJKも好き。

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さんかく窓の外側は夜。

気弱な志尊淳が、俺様系な岡田将生にスカウトされて呪いとか幽霊を退治してたら、

呪いで殺す殺し屋JKな平手友梨奈に出会って…。

みたいなホラー・ミステリー・BLな漫画原作の実写化映画ですね。

 

原作チョロっと読んだらもっとガッツリエロい感じでびっくりした。

除霊のたびにイキそうになる志尊淳だとまあブレるから仕方ないね…。

 

主人公は幽霊の見える青年なので、序盤からモブ幽霊とかはガッツリ出るんですけど、

終始そこに”いる”って登場の仕方でびっくりがないのめちゃくちゃ助かりましたね。

 

霊が視えるメガネ、霊を祓うイケメン、

霊を信じない刑事、霊で呪う女子高生、

って4人がメインでストーリーは進んで、

呪殺JKが所属する呪殺教団と戦う展開になるので実質呪術廻戦なんですけど、

岡田将生演じる除霊師・冷川の過去の謎とか、

呪殺JK、非浦の正体を探ったり黒幕を突き止めたりで、

ホラーってよりミステリーのほうが強い印象ですね。

ちゃんとホラーの雰囲気は維持したまま展開するので、結構面白い。

 

BLっぽいシーンもまぁそこまで強くなく、

っていうか割と終盤までメイン4人が誰も家族以外には心を許さないので、

岡田将生と志尊淳のビジネス密着みたいな感じなので、

めちゃくちゃ苦手とかじゃなかったら別に見れると思うんだーけどー…

 

いやわかんねえな、自分ふつうにそういうのは見れちゃうからな。

男同士の密着とか苦手だったら覚悟してみてね。

 

個人的には主人公、三角と冷川より滝藤賢一演じる半澤刑事がお気に入り。

「絶対にオカルトを信じない」から「オカルト攻撃が全部無効」っていう

こんな呪術対決してる作品にいていいのってくらいのスキル持ちいいよね…。

(マジで終盤に出てくる最強の呪いも効かない)

(ので奥さんが狙われた)

(弱点が奥さんなのもまたね…いいよね…)

 

それぞれ能力が視る・祓う・無効で3人そろうと強いのマジでそういうの好き。

 

非浦も可愛いんですよねー。

っていうか気が弱いけどここぞって場面で意思の強さが出てくるカワイイ系と、

自己中心的で人でなしだけど自分の内面に踏み込まれると弱い顔の良い男と、

親のせいで呪い屋やらされて友達もいないひねたJKと、

デリカシー欠けてるけど面倒見がよくて頼りになる刑事とか

オタクの大好きな属性のハッピーセットですよね。

 

そんな4人が最初は心的距離バリバリあるのに、

事件を通してお互いを知って自分を犠牲に相手を助けようと動くまでになるとか

大好きなやつの大好きなやつじゃん。

 

最後はやっぱり三角と冷川のカップリングでシメになるんですけど、

いやふつうにこの4人好きすぎるので4人でいてほしかったな…

非浦ちゃん除霊師チームに入って仲良く暮らして欲しい…

とか思ってたら非浦ちゃんに不穏なワンシーン入って終わり。

 

続編やるなら見たいな~。

 

ミステリー要素強めだけどホラーもBLも呪術廻戦もやって

2時間かからないのすごいよね。

ミステリー要素が基本的に被害者の霊から直接犯人視てるからなんですけどね。

アガサ・クリスティが探偵小説に霊能者出したら駄目、

って言った理由がよくわかる映画でしたね。