アニメ2クールと劇場版1本でめっちゃ満足度高いなって話

先にダイナゼノンの話からするんですけど、

ダイナゼノンのアニメがすげえ良かったんすよ。

 

アニメグリッドマンは嫌いじゃなかったけど、最後の展開がなんかイマイチどゆこと???
ってなりながら、ぬるっとアカネが自分の世界に帰って終わったので、
(そもそも世界に来る戻るってなんやねんとも思ってた)


終盤はほぼアカネと六花の話だったので、それ自体に文句はないんだけど、
グリッドマンと裕太の掘り下げが消化不良だなーーーとか、

そもそも劇中の世界がアカネの箱庭世界でうんぬんかんぬんみたいなのが、
なんかあんまりうまく飲み込めてなかったり。

 

あと内海あんまりちゃんと救われたり立ち直ったりせずに終わったなとか。


でも劇場版やるのは気になってたので、見てなかったダイナゼノン一気見したら

まぁーーーーードハマりしまして。


ユメちゃんのノリが最初はよく分かんねえなって感じだったんだけど、
ガウマ隊vs怪獣優生思想の対立構造は戦隊モノみたいな雰囲気でとっつきやすかったし、
戦いもそこそこに、ナイーブでセンシティブでラブでアオハルな物語なのがハマったんすよね。

 

巻き込まれた4人がめちゃくちゃに等身大というか、リアルな青少年というか、
ちょっと周りからズレてるけど、本当にちょっっっとズレてるだけなんですよね。

チセだけは大幅にズレてる感じではあるけど。


彼らが怪獣騒ぎに巻き込まれつつ、

ユメちゃんのお姉さんとかガウマさんの過去とかの取り扱い注意な柔らかい部分の絡まりを、

人よりちょっと共感性が強くて放っておけない性格なヨモギくんと一緒に解いていくストーリーが、
フツーにドラマとしてめっちゃ好き。

 

トラウマの解決が怪獣の能力に巻き込まれたことキッカケだったりなので、

ダイナゼノンと怪獣もちゃんとドラマに必要なのも良かった。

 

グリッドマンみたいに個人の問題が黒幕的なところに繋がってないからこそ、
変にややこしくなくて混乱せずに楽しめたかなって感じ。

 

なによりあの橋のあたりで集まって"特訓"をする、部活っぽい雰囲気も心地よくて、

グリッドマンユニバースがどんな映画か全然知らんけど、
またこの5人が集まるのを見れるならそれだけで行きたい気持ちだなーーーって


思ったので

 

ダイナゼノンの最終話見た日に行ってきました。

 

 

ssss-movie.net

 

ヒロイックなポスターもあったけど、こっちのほうが作中の雰囲気出てて好き。

 

 

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリッドマンユニバース。
グリッドマンがアレクシス・ケリヴを倒しハイパーワールドへ帰ったあとの世界。
六花への想いを告白できないまま、裕太は高校2年生に進級した。
学園祭を控えて、平和な青春を送る3人の前に、再び怪獣が出現する。
異変を察知して帰ってきたグリッドマンや新世紀中学生と再会し、再びグリッドマンへ変身する裕太。
苦戦するグリッドマンを助ける新世紀中学生の新メンバー、レックス。
そして別世界から迷い込む、レックスのかつての仲間たち。

多次元宇宙からの干渉により、再び非日常が始まる。
果たして裕太は無事に学園祭で六花に告白できるのか!?

な劇場版クロスオーバー祭り。

 

 

 

クロスオーバーといいつつ内容は裕太とグリッドマンのお話でしたね。

グリッドマン完結編って感じすらある。

 

そうなんすよ。

 

↑で書いてたグリッドマンの消化不良感がユニバースで綺麗に、熱く、カッコよく消化されたんですよ。

 

じゃあもう・・・最高じゃん・・・ってなっちゃった。

 

 

裕太が青春してて良かったですね。

内海に恋愛相談してたり、勇気を出して誘ってみたり、彼氏疑惑で脳が破壊されたり、

アニメでは実はグリッドマンだったけど、ちゃんと元の裕太と地続きの性格ではあったんだなーとか、

元の裕太もちゃんとヒーローに相応しい性格なんだなーとか、そういう補完がされて気持ち良い感じ。

 

六花や内海は逆にアニメの雰囲気からあんまり変わらず、でも戦いを経たぶん精神的に裕太より一歩先にいるというか、

どっちかというとこの二人が「前作主人公」っぽさ出してましたね。

 

内海がまた変身するのが裕太とかで悔しがったり嫉妬しそうだなーとか思ったけど全然余裕なんだなって思ったら、

バチバチにはっすと付き合ってる雰囲気出してやがった。

納得だぜ、ユニバース内海の大人っぽさ。

 

 

「原因がグリッドマン」なのもいいすね、

心の中に世界がどうのこうのもここまで来たら細かい事はええねんって感じ。

 

深く考えたらまたよく分かんねえなコレ、ってなりそうだけど、

ユニバース作中に置いては「クロスオーバーの理由」「アンチと2代目の姿をグリッドマンとダイナゼノン両方出せる理由」「新庄アカネが復活する理由」とか、

とりあえずオタクがめっちゃ楽しいやつの理由付けに使ってる感じで、

なんとなくノリで飲み込めたからあんま気になんなかった感じ。

 

 

ダイナゼノン組もそのまま最終回の延長線って感じでしたね。

ヨモギくんがガウマさんと2人の世界になるシーンが2つあるの、ヒロインじゃん・・・ってなんか感激してた。

再会してすぐのシーンも良かったけど、そのあとの夜のシーンめちゃくちゃに良かったすね。

静かに語りながらピアノの曲が流れてるの、ダイナゼノンって感じ。

 

バトルの熱さとドラマの静けさのギャップが好きなんだなー。

それがそのままガウマのキャラクターにも反映されてるし、

そう思うとやっぱりダイナゼノンの主人公はガウマさんなんだなって。

 

ヨモユメがのんびりいちゃついてるの好き。

 

 

あとはもうとにかくオタクこれ好きだろ展開山盛りですごかったですね。

「アクセスコード、ダイナレックス!」なんか最たるものっていうか。

そのあとのダイナゼノン組の合流もなんかやっぱりグリッドマン組とはノリが違う連中が来たなって感じで良い。

 

グリッドマンと友達を助けるために帰ってくるアカネくんとかね、

アニメだとぼやっとだった実写アカネくんがっつり実写パートで動くの良いし、

なんなら帰ってきたときに変身するの神様っぽくて良い。

 

アレクシスもなんかこう、スパロボで自軍加入した敵キャラみたいな立ち回りしてて楽しそうでしたね。

改心とかじゃなくて、コレはコレで楽しいからって付き合ってくれる感じなのに、

いざ自分が取り込まれるってなったときにアカネくん助けるのズルです。

 

あとはやっぱ新フォームになったからコレで決着なのかなって思ったあとで、

グリッドマンとダイナゼノン合体しないのかな~」って全視聴者が思ってた夢の合体を貯めて貯めて一番ラストんとこでやってくれるのズルいっすね。

 

あとはもう、

やべーぜ!ってタイミングでインスタンスドミネーションするヨモギくんとか、

新フォームの原材料が、みんなが描いたグリッドマンの絵とか、

ラスボスを倒す手段がド序盤で思わせぶりに破れたメモ帳とか、

裕太が異変に気づいた原動力が告白とか。

 

なんか色々他にもあった気がするけど、

 

グリッドマンユニバース、グリッドマンのラストがちょっと不満だったからこそ、

めちゃくちゃ楽しめた気がします。

 

 

途中のクラス演劇の台本のとこで、「みんなが楽しめるように」って六花とアカネのとこバッサリカットしちゃったあたりでドキッとはした。

もしかして自分みたいな視聴者に対するあてつけだったりします・・・?みたいな・・・。

 

さすがに自意識過剰ですね。はい。