絶対混んでるので映画館行きたくないけどネタバレ踏みたくない!
って嫌々行ってきたけど、奇跡的に前後左右空いてる席あってラッキー。
ロケットとかグルートの吹き替えが変更なく10年近くやってこれたの、すごくない?
スゲーなと思ったので吹き替えで見ちゃった。
ネタバレあり感想です。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3。
もはやおなじみ銀河を守るガーディアンズの完結編な3作目。
インフィニティ・ウォーらへんでガッツリみんな出てたのであんまり久々って感じはしないんですけど、前作が6年前なんですよね。びっくり。
で、その6年の間にガモーラが死んだりネビュラがすっかり馴染んだりグルートが成長したりソーが仲間に入ってたりしたわけなんですけど、
なんやかんやで前作からでもそのまま見れそうなシチュエーションで完結編って感じ。
ガモーラのあたりだけ無理か、まぁ無理やな。
ストーリーのメインがロケットだったり、
9年越しにアダム・ウォーロックの伏線が回収されるあたり、
ちゃんと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を終わらせるなら拾える部分は拾っとこうってニュアンスを感じれてわりと好感度が高い。
クロスオーバー要素がほぼほぼ無かったのも良かったですね。
もはやMCUと切っても切れないモノになっちゃったので別にあっても良いんだけど、
正直ワカンダフォーエバーのアイアンハートみたいなことされるくらいなら無いほうがマシなんだよな。
雑にアスガルド人とかコーグとか、ストームブレイカー作ったドワーフとか出てきたら多分萎えてた。
別に単にクロスオーバーするのが楽しいんじゃなくて、
めっちゃ面白い映画とめっちゃ面白い映画がクロスオーバーしちゃう!だから楽しいんだよな。
ワカンダフォーエバーはまだシュリがめっちゃ面白い映画の主人公にすらなっていないのに、
めっちゃ面白い映画の登場人物でもなんでもないアイアンハートが出てくるからイマイチというか、
単品でちゃんと強い、ラーメンとステーキが組み合わさるからより強くなるのであって、
ただクロスオーバー前提に用意されても、それはただのバリューセットのバーガーとポテトなような、なんというか。
GotGはちゃんとステーキが出てきたので良かったね、というお話。
ロケットがメインのストーリーなんですけど、ロケット自身はずっと過去編でしたね。
断片的に差し込まれるので存在感は強いんだけど、ずっと死にかけててまともに動くのド終盤だったので、復活してからなんとなく感じてた物足りなさが足りた感じ。
おくちわるわるアライグマ、ガーディアンズに欠かせない存在なんだなあって。
ロケット"ラクーン"って名乗るとこめちゃくちゃ良~~~でしたね。
1作めでクイルが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーだからだ」って言うとこに近い感動がある。
やっぱヒーローが終盤にヒーロー名を自称してキメるの大好きなんだよな。
あとロケット過去編、フロアにめちゃくちゃに暗い性癖を刺激されてヤバかった。
デザインしたひと変態だと思う。
アダムはバカだしハイエボリューショナーさんクソ雑魚メンヘラ科学者だったけど、不思議とヴィランの物足りなさないんだよな。
そもそもアダムは仲間になってくれた方がテンション上がったし、
ハイエボさんは過去編ロケットへの所業が悪すぎて現実でクソ雑魚になっててもまぁ・・・みたいな。
悪事の規模感でいったらエゴ超えサノス超えされても困るしな、ちょうどよかった感じある。
クイルとガモーラはなんかビターめの大人の恋愛、みたいな落ち着き方しましたね。
最終的にクイルは地球に帰っていったし、友人として仲直りはするけど恋は終わり、って感じ?
一瞬ネビュラに矢印向けようとするの面白かったですね、
クイルが情緒不安定すぎてマジでちょっとフラグ立ちそうになるとこ込みで。
クイルは今作あんまり比重高くないので主人公だけどそこまでメインじゃないみたいな存在感ですけど、ナンパしつつもクレバーに騙したり、グルートと一緒に危機を脱したり見せ場はしっかりありましたね。
それこそ死にものぐるいでロケットを助けようとするのいいよね、
お母さん、ヨンドゥ、ガモーラを失ってロケットまで!って感じ。
ネビュラがずっとイライラしてるのにマンティスもイライラしてるの、お互いの言い分も分かるし、「ガーディアンズは家族ってそういうとこまで家族っぽいの!?」みたいな気もあり。
ネビュラが悪くないとは言わないけど、どっちかというとマンティスとドラックスのほうが悪いし、一番ズルいのマンティスだと思うんだよな・・・。
ドラックスを盾にしながら「バカはバカだから仕方ない」を武器にしてる感じ。
そんで私はバカは認めるしネビュラの性格も認めてるのにネビュラは許してくれないから心が狭い!みたいな感じで優位に立ったつもりで気持ちよくなってそうというか・・・。
大体のやらかしをドラックスのせいにしてるのもよくやるし・・・。
このへんエゴの娘ってことなんすかね、マンティス。
ドラックスの父性を、まともな父親じゃなかったネビュラが認めるのいいよね。
たしかにドラックスいいパパ役なんだけど、なんか「楽しいんだけどロクでもない部分も目立つそのうち離婚されるパパ」的な父性だよな、あれ。
・・・おれがマンティスとドラックスがアホすぎてやや嫌いなのバレるなこれ。
あとは合間合間のギャグとか、間の笑いとかはお馴染みのって感じでしたね。
ドラックスが絶対ソファで寝ようとするくだりとか好き。
アクションシーンも少ないけど、そのぶんめちゃくちゃクオリティ高かったすね。
特に終盤の通路の戦闘と、ハイエボさんフルボッコのとこ。
大人数が入り乱れて戦うやつ、めっちゃ見てて楽しかった。
宇宙船のギミックとか、有機生物惑星とか、ガーディアンズっぽい宇宙ビジュアルとかもあるし、
ノーウェアにコスモとか、あとダックとかブローカーがいたり、
ラヴェジャーメンバーでスターホーク達が再登場したり、
クラグリンの出番もちゃんとあって、なんならヨンドゥまでチラっと出てきて、
前作前々作の要素も詰め込まれてて、
しかも最後は1の冒頭でクイルが遺跡で聞いてた曲で終わるの、
まさに集大成って映画でしたね。
スターロード復帰とか、新生ガーディアンズ登場とか、
活躍するアダム・ウォーロックとか、
今後どんな風に絡むかわかんないけど、また出てきたらいいなー。