ガチでかまされた話

ネタバレをします。

 

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www.spiderman-movie.jp

 

スパイダーマンとかの!!!

ネタバレ話を!!!

します!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレあり感想ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム。

MCUスパイダーマン3作目にして「ホーム」シリーズ完結編。

前作ファー・フロム・ホームのラスト、ミステリオの策謀で殺人の冤罪と自身の正体を全世界に公開されたスパイダーマン=ピーター・パーカー。今作はそのラストから5秒後、J・ジョナ・ジェイムソンが暴露をまくしたてるNYからスタート。

世界中に正体を明かされたことで自身はおろか周囲の人間たちのプライベートを侵され、ピーター、ネッド、そしてMJの3人は大学進学すらままならない状態。

このままではいけないとピーターはかつて共に世界を救った至高の魔術師、スティーブン・ストレンジに助けを求めることに。彼らは「世界中の人達からピーター・パーカーがスパイダーマンである」ことを忘れさせる魔術を行使しようとしますが、ピーターが途中からリクエストを追加しはじめて魔術は暴走、マルチバースの世界が開きかけます。ストレンジはなんとかこれを封じ込めますが、それまでの僅かなスキに数名が「こちら」の世界に転移。

ハイウェイで謎の機械触手を装備した男に遭遇するピーター。彼はかつて異なる世界でスパイダーマンと戦ったヴィラン、ドクター・オクトパス。「ピーターがスパイダーマンであることを忘れさせる」魔術が暴走した結果、魔術は反転して「ピーターがスパイダーマンであると知っている」人物を呼び寄せる事態になっていたのです!

 

・・・な感じのトムホスパイダー3作目。

 

 

他の映画シリーズ、つまりトビー・マグワイア版3作とアンドリュー・ガーフィールド版2作からヴィランがやってくるんですけど、きっちりそれぞれ1作品ずつ1人やってきてるのがいいですね。特にメインで話に絡んでるゴブリンとオクトパスが、時間が経ってるのに”まんま”なのがスゴい。ほんとに。

吹き替えでも旧作キャストのままなの、結果的に超絶豪華声優陣って感じになりましたね。銀河万丈めちゃくちゃかっこいい、そして中村獅童もめちゃくちゃかっこいい、みんなかっこいい。

 

基本的にそれぞれ「スパイダーマンに負ける瞬間」から転移させられた様子で、作中でも年月が結構空いてたマグワイア版の3人がそれぞれ時間のギャップがあるのも面白かったですね。オクトパスが「オズボーンとか死んでるやん」って言ってたらサンドマンに「いやオクトパスも死んでんで」って言われるのとかね。しんどい。

映画ではピーターと和解したサンドマンが、最初のエレクトロ戦でピーターに協力するのも良いですね。目的も一貫して「娘のもとに帰りたい」だけで、他のヴィランと動きが違うのも良い。

 

オットー・オクタビアス達が明確に「治療」されるの、結構思い切ったことやってますよね。善良だったはずなのに悲しいアクシデントからスーパーヴィランへ変貌してしまった悪役たちを救おうとする展開は、当事者であるヴィランたちや、戦うしかできなかったピーターたち、当時「悲しいやん・・・」とか思ってた人達への救済なのかな。「事情があるならまず話し合って対処すべきだ」って、なんだかありとあらゆるヒーロー映画への皮肉みたいな気もしますけど。おい君たちのことだぞ聞いているのか平成ライダー!!!

治療された後のドク・オクやエレクトロの憑き物が落ちたような様子、演技も素晴らしくていいですね。

 

まぁでもヴィラン5人とピーター、メイでハッピーのマンションを占拠してる絵面、面白すぎますけどね。なんだこのシニスター・シックスマンション。5分の4が「いやそのうち裏切るけどね」オーラをガンガンに出してるの嫌すぎる。途中から5分の3になったね。オクトパスがマジでめっちゃ好きになったよ今作で。

 

そういえばその場面で駆けつけたJ・ジョナ・ジェイムソンあたりが、ちょうど6人いるしシニスター・シックスとか呼ぶかなって思ったけど呼ばなかったね。

まぁ今後なにかあるかもしれないし、気軽にファンサだけでは使わないか、そういう単語。

 

 

ピーターとMJ、ネッドの3人は相変わらず可愛かったですね。ネッドがボストンで3人暮らしって言った時に微妙な空気出すなよ、そういうとこから破綻するんだぞ。

MJはホームカミングの頃から比べるとだいぶ気難しさがなくなった印象がありますね。それだけピーターやネッドと打ち解けたってことなのかな。可愛いね。

 

ピーターに相変わらず若さゆえの愚かさみたいなのがあっていいですね。大学に落とされて真っ先に泣きつくのがスティーブン・ストレンジなあたりとかね。思いつめてひとりで考えちゃった感あって最高。至高の魔術師をドラえもん扱いするんじゃない。

MJやネッドはともかく、メイおばさんかハッピーあたりに相談してたら・・・って感じだけど、そうはならないのが若さ。もしくは亡き師匠トニー・スタークから受け継いだ悪い癖ですね。

 

ストレンジもちゃんとピーターにヒアリングせずに進めてやらかすのめちゃくちゃ何やってんねんって感じですけど。

ティーブンおじさん、途中でまずい雰囲気になるまでずっと「よーしおっちゃんがなんとかしたるからな!全部任しとき!」って顔してんのホントなんかこう、ピーター君はおじさんキラーすぎるんやなって。

 

ドーナツ屋でストレンジの登場を匂わせる段階で、流れてるサントラにドクター・ストレンジのテーマ曲が混ざってきてましたね。ワカンダが絡む瞬間に「ポコポン!」って鳴らすやつにすっかり味を占めてるなマーベルくん。これ好きなのでどんどんやってほしい。

 

 

 

で、やっぱりあったサプライズ枠なんですけど・・・。

 

 

 

 

 

開幕! 10分ぐらいで!

 

 

 

 

 

急にマット・マードックをブチ込んでくるじゃないよバカッッッッ!!!!!

 

 

 

 

 

心臓止まるかと思ったわ!!!!

 

 

まーホークアイでキングピン出たし、ネット見ててなんとなく「え、出るんスか・・・?マジ・・・?」くらいには思ってたけども!

 

あぁビックリした。

 

まんまデアデビルでしたねー。

しれっとレンガ背面キャッチしたりとかね。ずるいぜ。

なんとなく単独シリーズは難しそうだし、他の作品でお助けキャラ的に出てきたりしないかな。あるのか分かんないけどホークアイs2とかね、キングピンと対面して「またお前か」ってやってほしいなあ。

他のネトフリヒーローも期待してるぜ、シャンチー2にアイアン・フィストとコリーン出したり、SWORDの協力員だってクエイクとかゴーストライダー出したりしてくれ、頼む。

 

 

あとはなによりアンドリュー・ガーフィールドトビー・マグワイア

ネッドが「ピーター・パーカーに会いたい!」って開けた魔法のゲートの奥にスパイダーマン、でもなんかスーツ違くない・・・?背高くない・・・?

じゃーん!アンドリュー・ガーフィールド!!!

 

えっじゃあもう一回・・・「ピーター・パーカーに会いたい!」

あれ、なんか結構おじさんじゃない?

じゃーん!トビー・マグワイア!!!

 

バカ!!!!!!!!!!

 

好き!!!!!!!!!!

 

大好き!!!!!!!!!!

 

劇場でもアンドリュー・ガーフィールドの時にマジで「ワァッ!」て声出したし、出てましたね。

そしてトビー・マグワイアのときの「ですよね」みたいな笑い。

こういうも映画館で見る楽しみですね。

 

このあたり、メイおばさんの悲劇のテンションを残したまま一方その頃は、でMJとネッドがピーター&ピーターと出会うところをギャグでやって、サプライズとギャグで観客の色んな感情をグーって高めて、ピーターが2人のピーターの力を借りて立ち直るとこまで一気に見てる側のテンションとストーリーの盛り上がりをリンクさせてるのめちゃくちゃ上手いと思うんですよね。

 

あとこのへんで地味にネッドが輝き続けてますよね、実は魔術が使えたんだ!とか、異世界のピーターの親友の話聞いて、沈痛な面持ちで「俺はお前を襲わないよ」とか、細かい笑いを拾っていく男、ネッド。

細かい笑いを取りながらわりとストーリー上で重要な役目果たしてますよね。合流~決戦までの流れの整合性取る役だし、2人のピーターに親友がいたんだよって、今作には登場しないハリーの話出してあげるファンサやったり。

ネッドの決意表明のときに肩に手を置くアンドリューピーターも地味に好き。

 

 

アンドリュー・ガーフィールドのピーター、メイおばさんの話とかハリーの話とかでちょいちょい涙ぐむのが「そういえばアメスパのピーターって結構こんな感じだったよね!」って思い出せた気がして楽しかったです。

ほか2人の話聞いてちょっと拗ねちゃったりとかね、そうそう、トビー・マグワイアの時よりナイーブさとか、調子の良さみたいなので若者っぽく描かれてた、アメイジングスパイダーマン

 

アメイジングなピーターが落下するMJを助けるとことかヤバでしたね。

泣くでしょ、いや泣くってそんなん。

エレクトロとの決着後の会話も良かったですね。なぜスパイダーマンに憧れたかのきっかけでさらっとモラレス匂わせ、おしゃれ。いつかモラレスに会えるといいねマックス。

 

 

トビー・マグワイアスパイダーマンは、最年長なのもあって当時のイメージより大人になってましたね。スパイダーマン3からしばらく後のピーター・パーカーってイメージなのかな。MJとはうまくいってるんだ、Bパーカーとは違うね()。

最後にオクトパスとピーターが再開するとこ良かったですね。「大人になったな」とかズルいぜ。というかオクトパスがホントにズルかったですね今作。最初に登場したからたっぷり戦闘するし、最終決戦ではヒーローのピンチに追い打ちかと思いきや味方だし、それはズル、ズルです。

 

 

3人とも違う人間だけど同じピーター・パーカー、なのですーぐ仲良くなるのよかったですね。トビー・マグワイア版の糸の出し方いじられたりとか、先輩2人はソロヒーローだったからコンビネーションが下手なのでトム・ホランド版が「自慢だけど」ってアベンジャーズの話するけど2人とも知らないとかね。

作戦会議して仕切り直した後のダイブ→スイング→着地のところはもう、キャプテンの「アベンジャーズ・アッセンブル!」並みの鳥肌!

 

「また会えるよ」って言ってたし、きっとまたこの3人が並ぶ瞬間を楽しみにしてます。具体的にはスパイダーバース2とかでやらんか?なあ?

 

 

ノーマン・オズボーン=グリーンゴブリンはトビー・マグワイアとの絡みはそこそこに、トム・ホランドとの因縁のほうが強く出てましたね。ヴィラン達を助けようとするキッカケであり、ヴィラン達を助ける協力者であり、裏切り者であり、メイおばさんの仇。

今作でとうとうトム・ホランド版ピーターにも「大いなる力には・・・」の瞬間が訪れましたね。MCUのピーターはある意味今作でやっと「スパイダーマン」になれたのかな。

 

エンドゲーム後からこう、オリジン作品なくアベンジャーズに加入したヒーローたち、ワンダやヴィジョン、ファルコン、ナターシャ、バートンの掘り下げというか、再襲名するエピソードが多かったですけど、スパイダーマンもそういう流れの一部というか。

今作のラストはアイアンマンの、スタークが「私がアイアンマンだ」と世界に公表したシーンと真逆なのもエモを感じますね。FFHでトニー・スタークから受け継いだら正体をバラされるのもアレでしたけど、MCUのピーターはことごとくトニー・スタークを想起させる展開が多いですね。

孤独に戦ってたスパイダーマンたちの力を借りて、孤独じゃなかったピーター・パーカーが孤独な戦いに向かうのは、少し残酷すぎる気もしますけど。

 

いや少しどころじゃないですね。また会えるよ、って一度別れた上で、ドーナツ屋でもう一度別離させるの酷すぎる。最後まで躊躇って迷ってMJの額のバンソーコー見て別れを決意するの、めちゃくちゃ丁寧に描かれるだけにホントにしんどい。

 

 

最後にスパイダーマンがスイングしてったクリスマスツリーのとこ、ホークアイでクリントやケイトが戦ってたあそこでしたね。

ツリーが無事ってことは、時系列的にはホークアイの直前くらいなのかしら。

そう思ったらよくスパイダーマン来なかったなホークアイの劇中。ちょうど別に事件があったとか説明つくでしょうけど。コミックスだったらどっかしらでちょろっと来たりしてそう。

あ、ていうかつまりホークアイの頃にはバートンってピーターのこと忘れて・・・?

 

しんどくなってきた。

 

スパイダーマン、早く「その後のエピソード」やってくれんかな・・・。心機一転した親愛なる隣人スパイダーマンがどんな感じなのか、普通にめちゃくちゃ気になるんだ。

 

 

 

 

・・・で最後に「あれヴェノム2のミッドクレジットは?」ってなってたエディとヴェノムね。

ミッドクレジットで来た男たちは、ミッドクレジットで帰るんやな・・・。

 

 

 

とんでもない置き土産していきやがりましたけど!!!

 

 

 

ああ、次が楽しみ。スパイダーマンも、ストレンジも。

あと予告編やってたザ・バットマンも。