続編で同じキャストが揃うのって幸運なことだと思っちゃう話

2018年って3年前なんですね。

なぜだかもっと前だった気がしちゃう。

 

 

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www.venom-movie.jp

 

前作のポスターと同じ構図なのがいいよね。

ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ。

前作で外宇宙から飛来したシンビオート、ヴェノムに寄生されたエディ・ブロックは、彼との奇妙な共生関係を続けていた。

ヴェノムの食人衝動や身勝手な振る舞いをなんとか抑えつつ日々を暮らすなか、エディはとあるきっかけで刑務所に収監された凶悪殺人鬼、クレタス・キャサディとの取材のチャンスを掴む。

ヴェノムの協力もあり未発見だった遺体の発見に貢献し、キャサディの死刑を確定させたエディは一躍ヒーローとなるが、その後の取材でキャサディの挑発に激怒したヴェノムが彼に掴みかかり、最後の取材は台無しになってしまう。

それをきっかけにエディはヴェノムと決裂。エディはヴェノムとの共生関係を破棄し、ヴェノムは寄生先を乗り継ぎ、エディのもとを去っていく。

一方、キャサディは先日のヴェノムに掴みかかられた際にエディの指に噛み付いたことでシンビオートを体内に取り込み新たな共生体へと変化していた。

死刑が執行されようとしたその時、キャサディの体内から深紅のシンビオード、カーネイジが覚醒する。

破壊を限りを尽くし脱獄したキャサディとカーネイジは、それぞれの思惑のためにエディとヴェノムを探し求め、殺戮を始めるのだった。

 

・・・な前作ヴェノムから直接つながる続編映画。

 

主要キャストも変わらずエディとヴェノム、そしてエディの元恋人アンやその婚約者ダンも引き続き登場。

割りかし前作とやってることは変わらないし、上映時間も1時間半くらいと短めで、あとなんなら衝撃のミッドクレジットシーンもあるせいで、個人的にはヴェノム2と言うよりはヴェノム1.5みたいな印象の映画でした。

それでも前作の面白かったポイントは押さえてるので満足できる作品ですね。

 

 

やっぱりヴェノムの魅力といえばエディとヴェノムの共生関係。

前作で仲良くなった彼らのより打ち解けた様子、そして大喧嘩して仲直りして最終的にエディとヴェノムがよりラブラブになるさまを見守る映画です。

なんだかんだでヴェノムはずっとエディに好き好きしてるの可愛いですよね(してたかなあ)(いやしてたね)。

 

大喧嘩のところも可愛いですよね。互いに互いの大事なものが分かってるからそれを人質にしあうとか。

ヴェノムは高いテレビ、エディはペットのニワトリを人質に取るんだけど、エディは優しいのでニワトリをどうにかできるわけもなくてテレビだけぶん投げられたりね。

そのまま飛び出したヴェノムがエディのドゥカティをボッコボコにするのも可愛いですね。何されたら嫌かって分かってるの、仲の良い証拠じゃんね・・・。

 

仲直りの時にアンがヴェノムの味方になるのもいいよね。エディはヴェノムに振り回されてると思ってるけど、多分ヴェノムも結構エディに我慢させられてるんだろうな。可愛いね。でもそれはそれとしてテレビ投げ落としたのとドゥカティボッコボコにしたのは謝ったほうがいいと思う。

 

 

アンとダンも前作と同じ距離感でエディたちと付き合ってるのがいいですね。

ヴェノムはマジでダンがめちゃくちゃいいヤツなのと、アンがエディとよりを戻さなかったのがポイント高いというか、映画あるあるに逆らってるのが好きなんですよね。

今作でのアンはしばらくエディとは距離をとってた様子。ダンとの婚約を報告するために久しぶりにエディと再会します。

ヒロインというわけでもないので、アンの本心が詳しく描写されることは無いんですけど、なんとなく「エディ(とヴェノム)と一緒にいることで得られるスリリングな体験」にまだ心惹かれている様子が感じ取れて、それでいて理性的にダンを選ぶのがこう、すごく素敵。

ダンも引き続き、なんやかんやで巻き込まれる形で合流。エディの中にエイリアン(=ヴェノム)がまだ寄生してることは知らなかったみたいですね。シンビオード絡みの案件にうんざりした様子を見せつつ、それでいてアンとエディを助けるために勇気ある行動を取ります。

ヴェノムを窮地から救うためにカーネイジに燃料かけながら火を付けるなんて、そのへんのネームドキャラがやったら確実に殺されるだろうなってことしつつも間一髪で助かっちゃうのは、ひとえにダンが高い徳を積んだおかげですね。死ななくてホント良かった。ダンが死ぬのが一番辛いわ。

 

 

今作のヴィラン、カーネイジ/キャサディ&シュリークも、めちゃくちゃシンプルに悪役してて良かったですね。最近なかなかヒーロー映画に出ないタイプのただの極悪人。なんか妙な意識高そうな主張とかもしない、ただ不運な生まれの極悪人。

最凶カップルとして復讐のために事件を起こすの、シンプルでいいですね。

それでいてシュリークさんがシンビオート特攻みたいな能力のせいで仲間割れして、能力の劣るヴェノムがつけ入るスキが生まれるのもテーマと噛み合ってて上手い。

必要十分な能力を与えられた存在って感じで、もうちょっと散らかっててもいいのになって気もしますけど。

 

シュリークさん知らなかったので、この人にもシンビオート与えてスクリームになったりするのかな、なんか叫んでるし、とか思ってたんですけど、普通にコミックからいるキャサディの相方なんですね。

シュリークと縁深い刑事さんはきっとあれですよね。コミックでもいたシンビオートに寄生されたけどわりと上手くやった刑事さん。なんか最後に目光ってたし。

 

 

あとはとにかくミッドクレジットシーンですよ!

エディとヴェノムが突然トムホスパイダーのいる世界に!

 

ノーウェイホームに出るのかな、ヴィランたちに合流してシニスター・シックスとか言い始めるのかな、このヴェノムだと普通にスパイディに味方しそうだけど。

まだこの先なにが起きるか、あくまでオマケでノーウェイホームには出ないのか、何もわからないけどとにかくヴェノムがMCUに合流したってだけでやべーっすよ。

 

 

サプライズ感は薄いけど堅実にしっかりと楽しめる本編に、

ド級サプライズをミッドクレジットに持ってきたヴェノム:カーネイジ。

めちゃくちゃ良かったです。